僕にとってはとても思い出深い画像です。
いま思えばこの層雲峡が、ソロツーリングの気ままさや寂しさを、初めて満喫したツーリングでした。
また、自動車に抜かれ易いように路肩寄りを走らなければならない、小排気量の悔しさも味わったツーリングでした。
もひとつおまけもありまして、雨に遭って荷物が湿ると、哀しくなることも味わいました。
たしか一日めに突然の雨に祟られ、雨カバーをかける間もなく荷物が濡れました。
たぶん着ている衣類は、全体的に湿っていて、不快だったと思います。
これ以来、僕は単車のバッグ類は防水性を重視します。
雨のなか雨合羽を着るだけでも厄介なのに、荷物の世話まで焼いていられるかっ!というのが本音です。
なお僕が履いているのが、単車屋からおまけで貰ったライディングブーツ。
黒革に白革のVパターンが入ったオセロ柄で、意外に気に入ってました。
神奈川に戻ったあとも、捨てきれずにしばらく持っていましたが、最後は湿気でファスナー周辺がベトベトに変質してしまったので、ゴミに出しました。
北海道の短い夏に、積丹半島を楽しむ。
「えびす岩」(左のほう)の前で。
積丹半島の海岸線は、景観がダイナミックな、海沿いのワインヂングロードです。
波の浸食が作る奇岩が次々現れて、感動しました。
ただし停車して奇岩を見物しているのが僕だけだったことも、印象に残っています。
なおこの岩はその後も侵食が進んでいて、いまインターネットで調べると、もっと不安定な姿が見られます。
積丹半島は札幌からも比較的近く、またヒグマもいなさそう(注)なので、自家用車でもよく訪れた景勝地です。
(注)これは誤解で、積丹半島にもヒグマは生息しています。
現在では、札幌市内の住宅街にもヒグマは現れるそうです。
初秋の道央一泊ツーリングのときの画像です。
これは二日めの早朝に、層雲峡の民宿を出発したところ。
うしろの屏風岩が層雲峡です。
十勝を中心に、富良野、美瑛と巡りました。