ここ名栗村は昔から林業が盛んなところで、江戸の城下町の建設の際に、名栗川からいかだで運ばれる名栗の材木は、西から川でくる材木=西川材と呼ばれ、その品質には高い評価を受けていたそうです。
 つまり西川材というのは産地からくる総称で、いまは名栗で産出する杉、桧、そして心持材(ハートウッド)を西川材と呼んでいるようです。
 一休みをした「やませみ」も、西川材で作られたログキャビンでした。
 名栗村が、木造カヌーで村おこしを謳うのも、この西川材と関係があるようです。

 「まず、カヌー見学だな。」
 山道を登って有間ダムの向こう側に、名栗湖はありました。
 エメラルド色の湖面が綺麗ですが、期待したカヌーの姿は、一艘(いっそう)もありません。
 気を取り直して、愛機と記念撮影。
 撮影を終えて、ダムの右側から湖を回ってゆくと‥ 
 ありましたありました、それらしき建物が。

「NPO(特定非営利活動法人)名栗カヌー工房」
 埼玉県入間郡名栗村下名栗1817-9
 0429-79-1117

 この工房が、名栗湖のカヌーの心臓部。
 TVでも紹介されたことがあります。
 @カヌーを自分で作るAカヌーを預けるBカヌーで名栗湖で遊ぶ の三つを、一挙にかなえることができる施設です。
 僕のカメラのセルフタイマーは 10秒です。
 タイマーを起動させてカメラの前に小走りにいくたびに「さて、どういうポーズするっ?」って考えます。
 そしてカメラを振り返るとき、周囲に人がいれば、迷わず腰に手を当ててしまいます。
 これ以上のアクションポーズは、ちょっと照れがありますよね。

 この撮影のときも、近くのライダーがじっと僕の挙動を見ていました。
 ソロツーリングは、照れとの戦いであります。
 
 
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