秩父の街に入ったのは、11:10。
 スタミナ補給をすることにしました。
 昔から、秩父は豚肉の味噌漬けが名産ですが、従来はお土産品でしか存在しませんでした。
 そこで10年ほど前から、これを炭火で焼いて食べさせてくれるお店が登場しています。

「秩父名物・豚みそ丼本舗 野さか」 0494-22-0322
埼玉県秩父市野坂1-13-11  秩父の大通り、国道140号沿い
 
 訪れると、建物の裏手からは煙がもうもうと立ち上っていて、香ばしい香りが駐車場まで流れています。
 店内は意外に広く、すでに席の8割がたは埋まっています。
 メニュウは「豚みそ丼」のみで、サイズが並、大盛、特盛と選べます。
 見回すと若いご夫婦連れの奥さまが、ご主人と同じ大盛りを食べていたので、僕も大丈夫だろうと、大盛り(¥1,050-)を注文しました。
 目の前に来てみると、うわーっ♪と声をあげてしまうボリュームです。
 炭火で焼きたてのポークがずらりと、丼からはみ出しています。
 さっそく1片にかぶりつくと、しょっぱくなくて、美味い。
 ポークは焼肉屋で出てくる「トントロ」に近いもので、脂の旨味がぎっしり。
 味噌漬けの風味と炭火の香ばしさも、食欲をそそります。
 なにより嬉しかったのは、下のご飯がふっくらと炊き上がっていて、ひじょうに美味しい。
 へんに汁とかが、かかっていないのも好印象で、飽きずに、さいごまで一気に食べられました。
 調味料はひととおりテーブルに揃っていますが、僕はさんしょうをかけた味が、気に入りました。
 食後に愛機のそばでゆっくり身支度をしていても、次々にお客さんが来店して、人気店であることがうかがえます。
 駐車場も広く、お店もきれいで、お薦めです。
 
 スタミナをチャージしたところで、さらに奥地へと進みます。
 今回は、2年前の群馬県神流町を越えて、神流町から本庄児玉のほうに抜けてみるつもりです。

←国道299号線で、秩父市街から小鹿野市街と経て、県境の志賀坂峠に向かいます。
 このあたりは、直線と緩いカーヴとをつないだ快走路。
 カーヴが現れると、軽くブレーキをかけ、そのブレーキをリリースしながら、腰だめで旋回‥
 HARLEY-DAVIDSON製のエンジンは、低回転でも駆動力たっぷり。
 ライダーを急かすわけでもなく、満腹の身体にも優しい。
 ツアラーとしての魅力が開花します。
 ふと気づいたら、ヘルメットの風防を上げたまま、風を楽しんでいました。
 顔にあたる風は、もう初夏の香りです。  
⇒豚みそ丼「野さか」はコチラ
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