昼食は安くて美味しいと評判の、富津竹岡の「ニコニコドライブイン」にお世話になりました。
お店は国道127号線沿いの海側で、広大な駐車場があるので、すぐに分かります。
店舗はご覧のとおり古くて、“限界が近い”ものを感じます。
広い店内には食堂テーブルとパイプ椅子が並んでいて、昭和の邦画に出てくる大衆食堂そのもの。
トイレも外にあるポットントイレ棟で、こういう便所はちかごろ海水浴場でも見かけなくなりました。
でも「うちは値段と味で勝負」という活気が店内に満ちているせいで、妙に納得してしまいます。
納得してしまえば、これはこれで落ち着けます。
ラーメン&半カツ丼(¥835-)を注文したところ、最初はラーメンが出てきました。
ラーメンはツーレポでも何度か登場する「梅の家」と同じ竹岡式ラーメンで、魚ベースのコク系醤油味。
味は梅の家ほど濃くなくて、見ためよりもずっとあっさりしています。
そのうちに半カツ丼が出てきましたが、明らかに「半」ではなくてフルポーションの量で、びっくり。
でも食べるとこれが薄味のなかにも旨味があり、実に美味い。
トンカツ自体もご飯そのものも美味しく、おかげでラーメンも丼も、残さずに食べられました。
店内はほぼ満席で、隣のテーブルには富津・消防団の8名グループが陣取りました。
みんなお揃いの作業服で、訓練あとに打ち上げを兼ねてここで昼食‥ という状況でしょう。
おかみさん「みんな、焼きそばは真ん中にドンと要るでしょ? ついでに揚げた魚とか大皿で盛る?」
こうして隣のテーブルは、賑やかな宴席になりました。
そういえば周囲のテーブルを見回すと、どのお客さんのテーブルも、注文した品数が多い。
ニコニコドライブインはそんな気さくな「メシ」を感じさせるお店です。
正直なところ、富津館山道路に往来が流れてR127沿いがさびれてしまう前に行っておこうという動機もあったのですが、この繁盛を見ると、それが杞憂であることがよく分かりました。
竹岡式ラーメンとしては梅の家のほうがパンチがあって好みですが、こちらのほうが店内が広く、落ち着いて食事が楽しめます。
お店の雰囲気も革パンのライダーにはかえって入り易かったことも好印象でした。
時刻は12:00すぎでちょっと早いですが、ここから帰路につきました。
帰宅13:40、総走行307km。
5月の伊豆・石廊崎が往復400kmでしたから、房総・野嶋崎はより近いのですが、富津館山道路の全面開通と、ETCと東京湾横断道路(アクアライン)2つの割引とで、いっそう近く感じました。
「ニコニコドライブイン」 0439-67-8120
千葉県富津市竹岡106 9:00〜16:00
富士正食品の「ピーナッツみそ」¥650-(→)
同社のピー味噌といえば、白胡麻と蜂蜜の風味が美味しい「ピーナツハニー」がベストセラーですが、これは同社の濃いめな味付けの商品。
美味しいのですが、濃い味付けに、落花生の香味が負けています。
率直にいうと、ちょっとしょっぱい。
テイスティなものを求めるならば、諏訪商店のピー味噌のほうが口に合いますね。