小湊の街に出ると、街路灯のひとつひとつにも、鯛のマスコットが踊っています。
ここ小湊は「鯛の浦」という特別天然記念物(*)でも有名な、鯛のMeccaです。
時刻も12時なので鯛をいただくことにしました。
(*鯛の浦)水深30〜150mに回遊するはずの鯛が、水深10mの入り江に群れで定住する名所。自然保護の見地から大正時代に天然記念物の指定を得たようです。
「食事処いいとこ」 04-7095-2783
千葉県鴨川市内浦54-4 R128沿い 駐車場5〜6台
若いご主人とお母さんとで営む海辺の小料理屋で、お店は家族連れでも入り易い雰囲気です。
近年はTV放映等で有名になりましたが、お母さんによると「ウチは40年まったく同じ内容なんですよ。ただ(TVのおかげで)忙しくなってね」と、苦笑しておられました。
味付けご飯に、炊いた鯛の身を混ぜた、名物の鯛めし
(¥1,260-)をいただきました。
醤油をたらしていただきますが、美味しいです。
鯛の新鮮さが分かります。
ただ鯛は淡白な魚だけに単調な味で、後半はちょっと持て余しました。
何かオカズが欲しいところですが、お品書きにはフルポーション(¥800-程度)の品しかなく、それを追加すると昼食で2千円を超えてしまうことになるので、がまんしました。
美味しいことには違いありませんが、単騎の昼食としては評価に迷います。
複数人で訪れて数品をワイワイと分け合う前提ならば、お薦めします。
←食後は付近の松ケ鼻という入り江を探訪。
小湊の海は遠浅で、泳ぐ魚が見えるほどです。
鯛ではありませんでしたが、大きい魚が、ときどき水面からジャンプしていました。
まるで時間が止まったようなひととき。
このあと、もと来た県道82号・天津小湊夷隅線に戻って、大多喜街道沿いの立ち寄り湯に向かいました。