昼ごはんも、米国製単車での放浪らしい、ランチをとりますか。
 川奈の南、国道135号沿いにあるステーキハウスを訪れました。

 と、話はここで横道にそれまして‥
 以前に、「ご隠居」こと関西出身のD氏から聞いた話ですが‥
 ちょっと古い世代の大人たちでハレの日に食べるご馳走として、関東では寿司や鰻ですが、関西ではステーキが一般的だそうです。
 例えば叔父さんが若い甥っ子におごるときは「きょうは肉、食わしたる!」(この場合は「に」にアクセントをつけるのが正しい発音)
 また関西ではステーキをステーキあるいはビフテキとは言わずに、簡略して「テキ」と言うのが一般的だとか。
 例えば仲間うちでお祝い食事をするときには、「きょうは、テキ食いにいこか〜♪」
 …なんだそうです。
 真偽のほどはわかりませんが、なんとなく元気が出る話であります。 
 ちなみに息子を見ていると、彼らの世代では、ハレの日に食べるご馳走は炭火焼肉のような気がします。 
 お店の入り口には馬ならぬハーレーが繋がれています。
 古い車両で、排気量は1,200ccでしょうか。
 愛機と200ccしか違わないのに、巨漢です。
 さて店に入るドアは、西部劇のサロンを思わせるスイングドア。
 店内はすすけた黒い木で統一されてほの暗く、対照的に厨房は真っ白なタイル貼り。
 男っぽい、しゃれた内装です。
 オーナーもカントリーウェスタン調の人です。
 すぐにジュウジュウと音をたてて、ぶ厚いステーキが出てきます。
 焼き方はミディアムで、醤油ソース。
 内容は、ステーキともやし炒めとライスだけ。
 米国料理はシンプルだ。
 ナイフでそのまま切って、豪快に食べられます。
 うまい‥ ←放浪者の感想もシンプル。
 噛み応えがあり、肉汁もたっぷり。
 ぱくぱくモグモグと一気に食べてしまいました。
 
 鉄馬に乗って放浪という、この日にぴったりのワイルドなランチでした。
 駐車場の心配もないし、いいお店です。
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「カウボーイズ」 伊東市吉田747-120-101 
 0557-45-6568
オーナー「本物のビーフを食べるなら、このあたりだよ」
 と、オーナーに示されたメニュウである、米国牛0.5ポンド・ステーキ(¥1,690-・ライス付・ライスはお替り自由)をオーダーしました。
 お客さんは海水浴帰りあり、仕事の途中あり、デート中ありと、まちまち。

 みんな笑顔で、湯気のたつステーキと格闘しています。
 
 このあとは、以前から気になっていた赤沢の日帰り温泉に向かいました。
 化粧品会社が経営する大規模な日帰り温泉で、今まで敬遠していたのは、休日の入浴料が高めであるからです。
 でもきょうは平日なので、少しだけお安い。
 放浪者は倹約家でもあるのです。