せっかくここまで来たついでにと、有名な伊豆高原の桜並木にも立ち寄ってみました。(←)
 見頃はすぎていましたが、それでもこのピンクのトンネルは見事です。
 しかし総延長3km、町中の並木をぜんぶ桜にしたこの情熱は、いったいどこから来たのか‥ なんて感じたことも確かです。
 なお桜並木が終わったところに路線バスの転回所があって、楽にUターンできたのが、率直に嬉しかった。
 そう思うほどに、急勾配の坂だらけの町でした。

 さて伊豆高原を発つと、熱川、稲取と通過。
 時刻は11:30、七不思議の地・河津に到着しました。
 河津の来宮神社の氏子よろしく、僕も杉鉾別命(すぎほこわけのみこと)の活躍をしのんで、酒を飲まない、鳥でも卵でもない昼食をいただきましょう。

 
「旬の味処あいざわ」 0558-32-1123
賀茂郡河津町見高413 

 場所は今井浜。
 2009年に訪れた立ち寄り湯「舟戸の番屋(旧サンシップ今井浜)」の手前で、船止まりに面しています。
 店の前には大きい共同駐車場があるので、駐車には困りませんでした。
 店構えはご覧のとおり、家庭的な雰囲気。
 店内も明るくきれいで、気さくなオーナー夫婦の人柄がしのばれます。
 おしながきには新鮮な海の幸が並んでいます。
 旅の趣旨どおりに、鳥や卵は食べないようにしないとね。
 
 画像が、お店おすすめの「あじの味噌たたき定食
(¥1,200+ご飯大盛り=¥1,250-)」。
 あじのたたきに刻んだネギ、シソ、ミョウガを混ぜて、自家製味噌で味をととのえた逸品です。
 こう説明すれば「美味しくないワケないじゃない」と言われるかもしれませんが、まさにそのとおりで、たいへんに美味しい。
 さすがに南伊豆、あじの鮮度が素晴らしいのももちろんですが、味噌もそれを邪魔しないというか、味付けのバランスが絶妙です。
 伊東「美よし鮨」のアジ丼(2007年紀行ご参照。トッピングに大根おろし)と同じく、背の青いお魚特有の匂いもなく、誰でも口に合うと思います。
 食後にサービスで清見(きよみ)みかんも1個いただきましたが、このみかんも汁っけたっぷりで美味しかった。
 「旬の味処あいざわ」文句なくお薦めします。
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