このあとは、国道473号線のリバーサイド・ラン。
河が蛇行する、大蛇行地帯の大井川沿いを走ります。
周囲にはふたたび茶畑が現れます。
しかしこのあたりの大井川は、想像以上の規模でした。
ひとつの蛇行が巨大スタジアムほどの大きさです。
川巾も対岸まで数百m離れているところはざらで、橋もところどころにしかありません。
いったん岸を走り始めると、数kmは対岸に渡れない。
まさに「越すに越されぬ大井川(@東海道)」です。
想像以上だったことは他にもあって、このR473が、クルージングではなくダイナミックなBack-Roadだったことです。
大河に沿ってゆるやかにくねる道は起伏も多く、ところどころで眺望が開けると、腰がぬけるほど高いところにいます。(↓)
そしてもうひとつ驚いたのは、巨大なダンプカーが列をなして、この道を爆走してゆくことです。
ここは産業道路でもあるんですね。
しかしあの座席の高さからハンドル操作するのは、さぞやスリル満点‥ いやちょっとDangerousだなぁ。
ともあれ、この国道は信州の山岳ワインディングとはまた違った意味で、スリリングで面白かった。
島田の交差点で大井川とお別れすると、国道1号線で掛川まで出て、そこから東名高速で磐田ICまで進みます。
こんな時刻に夕陽に向かって走るのも久しぶり。
眩しさと軽い疲労感とで、地図を見るのもおっくうです。
道に迷いながらも、18:10に宿泊場所(「ルートイン磐田」)にチェックインしました。
今回はいつもの朝食付き一泊ではなく、朝夕食が付く一泊セットにしました。
夕食(ほっけ定食)と中生ジョッキが付いても¥700-増しと、たいへんリーズナブル。
なによりも、僕に不慣れな街をさまよう元気は残っておりません。
のんびりと焼き魚をつついて、平和なひととき。
冒険のあとは、これにかぎります。
食後はホテルの大浴場で、ゆったり。
♪旅ゆけば〜駿河の国に茶の香り、名代なる東海道、名所古跡の多いところ♪
やっぱり駿河路はいいなぁ。
きょうの旅、たしか総走行は346km。
明日はいよいよ大井川のお隣り、天竜川の中下流にアタックです。
空調の効いた部屋に戻ると、四捨五入で100歳になる僕にも睡魔が‥