2011年8月28日(日) 
晴れのち曇り 現地気温20〜29度

 2011年の夏は、スケジュールと天候とが合わずに苦労します。
 そんななかでも、この日は気になっていた温泉と、現地の天候予報とが合致。
 8:00に出発して、西にひた走ります。
 夏休み最後の日曜日ということもあって、東名高速は渋滞ぎみ。
 おまけに空には怪しい雲が湧き上がってきました。
 大井松田のあたりでは、空気もひんやりとしてきました。
 空気の変化を感じることができるのも、単車の旅の醍醐味ですが、雨は困る‥
 そして高速道路での雨は、雨合羽を着るチャンスが限られているので、いっそう困る‥
 なんてことを考えているうちに、御殿場からは青空が戻って、“森の高速”を楽しみます。(東名高速道路の御殿場から沼津のあいだは、函南の原生林が美しい“森の高速”。お気に入りの区間です。)  
(↑)愛鷹PAでひと休み。
 愛鷹山は雲で隠れていました。
 さて東名の富士SAから西富士道路、富士宮道路を経て、国道469号線で立ち寄り湯に向かいました。

←白糸の滝のあたりを見下ろしながら、小高い山を登ってゆきます。
 狭い山道です。
 ほんとうにこの奥に温泉があるんでしょうか‥
 いったん集落に戻って、道を尋ねることにしました。
 集落に戻ると、幸いダボシャツ・ステテコ姿のおじさんに遭遇。
おじさん「温泉?あの山道でいいの。そうそう、狭いよね〜、あははは‥」
 ということで、再び山道を登ります。
 立ち寄り湯は、この国道の桜峠(360m)を越えるとあるはずです。
 しばらくすると、突然に桜峠に到着します。
(→)
 ご覧のとおり、森のなかのムードのある峠。
 正面にある小道は?
 森の精の、玄関口?
 どうやらこの木のゲートをくぐってゆくと、山の展望台に出るようです。
 この周囲だけが、苔と夏草とを寄せ植えした盆栽のようで、神秘的なところでした。

 このあと桜峠をおりて、目的の温泉に向かいます。
 桜峠はたった2kmほどでしたが、とても幻想的な山道。
 “思わぬ拾い物”をして、得した気分でした。
晩夏に贅沢なほどの
     富士山の涼気
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