そして、見下ろした光景。(→)
画像ではその場の臨場感は表現しきれませんが、一般的には「足がすくむ」レベル。
しばらくは、眼下にこの景色が続きます。
また見晴台から200mほどの区間は、道路の縁まで崖がえぐれていて、ガードレールも低め。
崖のほうに転んだら、一巻の終わりだな…
アクセルの開けも、自ずとゆっくり慎重になってしまいます。
途中で、「栃木一の名勝地」という小さい看板を発見しました。
そのひかえめなサイズに、思わず微笑。
景勝地というのもうなずけますが、看板が小さくひっそりと立っているところも、このダイナミックな雰囲気には合っています。
男の旅の良い記念になり、来て良かったと思いました。
←奥鬼怒までの道路沿いの景色
きれいな紅葉に、思わず停車する回数が増えてしまいます。
ここは県道が、保育園のわきを通過するところ。
道路の下に、小さい小さい保育園があります。
園児がこの紅葉をクレヨンで描く‥そんな想像に、心が和んでしまいました。
このあと栗山村の「竹の上橋」で、この旅一番の紅葉に出会いました。(その画像は帰り道で。)
竹の上橋は「橋の上からの紅葉は見事である」と、地図でも紹介される場所。
橋のたもとには古い茶屋もあって、しみじみと紅葉を鑑賞できるところでした。
ここで地元のおじいさんから、長々と話しかけられました。
狭い橋の上で呼び止められたので、こちらはちょっと苦笑の呈。
でもそのおじいさんから、「瀬戸合峡はいったん県道を登りきって、上から峡谷に進入したほうが、景色を堪能できるよ」と、ご教示いただきました。
では、いざ奥鬼怒屈指の大峡谷へ。
←瀬戸合峡の断崖道路
県道を谷側に分け入ると、突然、瀬戸合峡の見晴台に出ます。
立派な売店があり、鹿肉の串焼き屋台がのどかな雰囲気ですが、その屋台の後ろはというと‥
これが険しい崖で谷に落ち込んでいます。
ここから断崖にへばりつく道路を、下におりてゆくわけか‥。
おじいさんの話は、下るときは道路の左寄りを走るので、下がよく見えるという配慮なんですね。(笑)