13:00に中禅寺湖に到着。
僕は自分が意識しないところで行いがいいのか、先ほどの黒雲もどこかに消えて、晴れてきました。
男体山(2,486m)も、その姿を見せてくれました。→
陽光のなか、第一いろは坂(中禅寺湖から日光方面)を下り始めます。
単車でいろは坂を下るのは初めて、自家用車で下ったことも、かれこれ20年は昔のことだったと思います。
ここで話はちょっと、日光いろは坂にそれまして‥
単車に乗らない方から単車の愉しみ方を聞かれる際に「じゃあuenoさんは、日光のいろは坂とかもぐいぐい走ったりしてるんですか?」と引用されるほど、山道の代名詞になっているいろは坂。
確かに屈指のつづら折ではありますが、箱根の七曲り(箱根湯本〜芦ノ湖)と同様に、ライダーにはあまり人気のないワインディングロードだと思います。
原因はいろいろとあるでしょうが、どちらもヘアピンカーヴが単調に続くだけで、展望台も少ない(特に第一いろは坂にはひとつも無い)ことが理由だと思います。
今回も「下りは登り以上に単調なチューブだなぁ。」と感じました。
あらたな発見だったのは、この第一いろは坂は、ところどころに史跡があるんですよ。
道路わきの土留めの上などに、祠や塚、そして史跡表示とかが次々と現れます。
一方通行で車両が一斉に走り抜ける場所なので、途中で一時停止するのは危険です。
したがって走りながら横目で確認するのが精一杯なのですが、かなりの数がありました。
帰宅して調べてみると、この第一いろは坂は昔からの登拝者が通る登山道をベースにしていて、昭和40年に第二いろは坂(自動車専用道)ができたときに、第一を下り専用、第二を登り専用の一方通行に振り分けたようです。
そこで場違いなように史跡が点在しているんですね。
この日は、史跡の謎を考えながら清滝ICで日光宇都宮道路にのり、東北自動車道で帰路につきました。
このあと首都高から自宅までのあいだには“都市型集中豪雨”いわゆるゲリラ豪雨に遭ってしまいました。
やっぱり日頃の行いの悪さが、ここで出たなと‥
青息吐息の雨合羽姿で、16:50帰宅。
2日めは総走行316km。
1日めと合わせると、総走行727kmの旅でした。
山ひとつ越えると文化や風習も変わる信州とは違って、上州はどこにも親しみ易い街道があり、親しみ易い風と光にあふれています。
(おまけ)上州のお土産 「田楽みそ」¥600-
上州のソウルフードであるこんにゃくを、さらに美味しくする魔法のタレ。
上州製品は、やっぱり美味です。
常温で日持ちはするし、かさばらないし、お土産としてお薦めです。
冷蔵庫にあると、なんとなく“使える”逸品。
おでん好きにもGood。