温泉は、横川の街外れ。
国道から中山道(旧碓氷線のアーチ橋「めがね橋」がある旧碓氷峠)に分岐して、山に入る手前です。
軽井沢に登る前、あるいは軽井沢から下りて高速にのる前、という、なかなか絶好の位置にあります。
建物はその「めがね橋」を模した外見で、まるで美術館みたい。
ロビーも全面ガラス張りの3階吹き抜けが素晴らしく、パビリオンのようです。
しかしもっと圧倒されたのが、観光バスで訪れている女性客の多さ。
カウンターで列をつくって、次々に割引券(たぶん車内で配られたとおぼしき、50円を割り引く券)を出される姿には圧倒されました。
とりあえず僕は、お昼ごはんをいただこう‥
温泉棟の隣に、レストラン「亜符杜(アプト)」というのがありました。
メニュウの核は「釜めし定食」で、おぎのやの釜めしに、小鉢と味噌汁がつきます。
運営は、おぎのやさんが受託しているようですね。
僕は“かやくごはん”が好きというほどではないので、「五穀米とろろ定食(¥700-)」をいただきました。
ふつうのとろろ丼でしたが、早く出していただいたのは嬉しかった。
食べ終わると、温泉のほうに移動します。
浴槽は男女日替わりで、この日は男性が和風風呂(「碓氷」)でした。
きれいな浴槽に、透明のお湯が満ちています。
泉質はナトリウム炭酸水素塩。塩化物泉。
肌あたりは、わずかにつるすべ感のある、さらっとしたもの。
循環式で加温もしてある、ごく普通の温泉でした。
特筆すべきなのは、むしろ設備のセンスと立派さです。
若竹色の石張りに白いかまちは、豪華でたいへんに気持ちいい。
とてもこの入浴料の立ち寄り湯とは思えないほどです。
女湯からは、かしましい声が聞こえましたが、男湯は人も少なく、静かなのも良かった。
風呂あがりの気分も上々。
ツアー客が多いのが気がかりですが、快適な立ち寄り湯です。
「碓氷峠・森の交流館・峠の湯」 ¥500-
027-380-4000
群馬県安中市松井田町坂本1222
風呂あがりは、のんびりと帰路につくか‥
と、思ったのは、さいしょだけ。
松井田妙義ICから上信越自動車道にのると、僕を追い立ててくるコロナが。
コロナを振り切ろうとするうちに、いつしか2台で追い越し車線を疾走。
いいペースで圏央道まで戻りました。
そこからはゆるりとしたペースに戻って、狭山PAで小休止。
上りの狭山PAには、珈琲(5種のバイキング)と、たくさんのデニッシュを自分でチョイスして寛げるカフェがあります。
お気に入りのカフェで、ひと休み。
横浜に到着したのは、暗くなりかけた17:00。
陽が落ちるのが、早くなりました。
まずは、近所のSSで給油。(→)
今日の総走行は、386kmですね。
ハイオクは150円/L。
今年のガソリンは、この水準で安定していて、助かりました。