大井松田・
タイア皮剥き紀行
2007年7月29日(日)
曇りのち豪雨・気温29度

 愛機は現在オド16,300km。
 現在のタイア(2本めでダンロップのD221)もスリップサインが気になり始めていたので、3本めを赤髭で新調いたしました。
 今度は知己に奨められた、仏製のミシュランPilot Road2。
 センターは耐磨耗性能、ショルダーはグリップ性能と、コンパウンドの違う構造、いわゆるツー・イン・ワンのタイアです。
 作業が終わったのはこの日の15:00すぎでした。
 西日本では梅雨が明けたというものの、この時点でも東日本はまだ明けず。
 午後の天気予報も芳しくありませんでしたが、翌週のツーリングまで待ちきれずに、タイアの皮剥きに行きました。
「新しいタイアは最初は滑るから、100kmは慎重に走ってね」という赤髭メカニックの言葉に送られて…
夕方16:00に青葉ICから東名高速に入りました。
転がすように、ゆっくりと駆動をかけて走ります。 
厚木ICを通過したところで、いよいよ雲行きが怪しくなったので、次の秦野中井ICでUターンを決心。(画像)
画像では分かり辛いですが、周辺の空は真っ暗で、大粒の雨もポツポツと降ってきています。
そこから厚木方面に戻り始めたとたん、ざあっと豪雨に!!
でも幸いにも雨は止んで、ひとまず安堵。
奇しくも新しいタイアのウェット・グリップも確かめられました。(笑)
そして18:00に自宅にたどり着いたとたん、視界が効かないほどの集中豪雨に見舞われました。
総走行は83kmで100kmには届かなかったですが、間一髪という皮剥き紀行になりました。

ミシュランPilot Road2 寸評(翌週のツーリングで皮剥きが完了した後に改訂。);
直進性が良く、ミシュランの血統を感じます。
直進性が良いということは、微舵が効くということです。
つまり直進状態からわずかに修正するときに、ライダーに伝わるインフォメーションが豊かな印象があります。
また旋回している時も操縦性が高いのが魅力です。
バンク(傾き)途中でも、次のモーションに向けてストップモーションを取ってくれるような懐(ふところ)があります。
それも不体感のゾーンではなく、タイアがライダーの指令を待ってくれるような印象です。
このゾーンは、旋回時の情報量が少ないBuellの欠点を補ってくれます。
そして一気に車体をもってゆくときも、舵がリニアについてくるというか、唐突な切れ込みは見せないタイアです。
純正のダンロップD207(現在はD208に進化)はドライなグリップ感が魅力でした。
次のダンロップD221は持続するグリップ感と跳ねない点が長所でした。
しかし今度のミシュランはこれらを上回る出来で、一本あたり数千円の価格差以上の価値があります。
あえてあら探しをすれば、このタイアはエンジンのパルスを忠実に伝えます。
3000rpm周辺では前二者以上にバックミラーの像がぶれるようです。
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