足柄古道に万葉を偲(しの)んで
2011年4月26日(火) 晴れ曇り 現地気温20度
石ばしる垂水の上のさ蕨の萌え出づる春になりにけるかも(@万葉集)
天候が安定しているのは神奈川県だけだったので、2009年に訪れた足柄山を、こんどは静岡県から登って、神奈川県に戻ってみることにしました。
ここは万葉集にも防人も通ったとうたわれる、足柄古道です。
前日が遅くまで仕事だったので、出発は9:30と遅め。
大井松田ICで東名高速を下りてみると、R246は渋滞していました。
前を走る大型トラックの荷台に鏡貼りの改造が施してあって、そこに映る自分の姿を見ながら、ゴー&ストップを繰り返します。
ふ〜む‥正面から見るBuellは、HARLEY-DAVIDSONの血統を感じますね。
エンジンが左右対称ではないせいでしょうか。
自分の走る姿を見ることはあまりないので、意外に退屈しませんでした。
11:00には駿河小山の街に到着。
ここからR365で、足柄山(金時山)を登ります。
この日は気温は高くなかったものの、陽射しは強かった。
路面に映る、木漏れ陽がきれいです。(↑)
R365は富嶽と向き合う絶景のスポットでもありますが、残念ながら富嶽は雲に隠れていました。
急勾配の途中で、満開の山桜と。(→)
本来は、遠くに富嶽も臨む絶景スポットなんですが‥
このあとしばらく登って、足柄峠に到着。
神奈川県に入ります。
金時山というと、この人物なしには語れません。
←足柄山聖天堂の前に、その石像が。
源頼光の四天王・坂田金時(956〜1012)の幼少時代、金太郎であります。
マ〜サカリかついだ金太郎ぉ〜、熊〜ぁに跨り、お馬の稽古♪
重い斧をかついで鞍のない熊に跨るわけですから、彼は素晴らしいバランス感覚の持ち主ですな。
ただし、乗馬の練習に、刃むき出しの斧とは…
さすがに、やりすぎのような気がします。
ちなみにこの石像は小太りの“お相撲さん体型”でしたが、帰路に通った足柄大橋のブロンズ像は、サッカー少年を思わせる“アスリート体型”で、持っているマサカリもインディアンの斧(トマホーク)みたいで、いっそう違和感がありました。(笑)
さて足柄山聖天堂から少し下って、12:00には地蔵堂に到着。
地蔵堂の「万葉うどん」で昼食をいただくことにしました。
2009年10月に訪れているので、半年ぶりですね。
きょうはカレーうどんをいただこう。