(←)西側には果てしなく原生林が広がり、まさにスカイラインという景観。
 依然として道行くクルマもなく、ひとりで伸びやかな直線を登ってゆきます。
 快走を堪能できるのですが、寂しいくらい。
 茅野側が「表蓼科」とすれば、こちらは「裏」とでも言いましょうか、なんとなく忘れられたBackRoadという趣のある道です。
 やがて、「蓼科仙境都市」という大仰な名前の別荘地に入ります。(→)
 ガードレールの類もなく、別荘地のなかにしては、妙に走り応えがあります。
 いよいよ大河原峠が近づきます。
そしてついに大河原峠(2,093m)に到着。(↓)
蓼科スカイラインの最高地点です。
単純に数字を比べても意味はありませんが、乗鞍(2,702m)、渋峠(2,172m)、麦草峠(2,127m)に次いで、標高の高い峠です。

思わず「やっほーっ」と叫んでしまいそうな景色。
遠くに浅間山の連峰が臨め、眼下にはカラマツの原生林が広がります。
空の色と、筆で掃いたような雲とが、季節が夏から秋に変わりゆくことを実感します。
さて、写真に撮っていただける人を探しましょう。
右側に停車している白い4WDのお父さんが、引き受けてくれました。
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