信濃大町からはR394で山越えをします。
R394は地図で予想したとおり、起伏の少ない走り易いBack-Road。
ただし特徴的なのは、スノーシェッドが次々と現れることです。
その形状もコンクリート製あり、鉄骨造りありと、さまざま。
骨組みが鉄骨で、半透明の樹脂が嵌められたものなどは、まるで巨大温室のようで、通過するときは楽しかった。
楽しいばかりでなく、単騎のときに、山奥でこういう大規模な設備に会うと、なんとなく安心します。

さて国道19号線に戻って中条へ出ると、ここからは県道31号線・通称オリンピック道路で鬼無里(きなさ)の山を登ります。
1998年に開催された長野オリンピックのおかげで、長野から白馬までのこの県道は、快速2車線道路へと生まれ変わっています。
オリンピックから十数年が経ち、僕もその恩恵を受けるわけです。
田畑のなかをひたすら直線道路が走る、不思議な雰囲気の道。
←こうして時刻は15:30。
 県道36号線のいちばん高所、「星と緑のロマン館」の駐車場に到着。
 空には雲が出てきましたが、なんとか、まだ遠望が効く時刻に間に合いました。
 北アルプスの峰々を、目の高さに臨むビューポイントです。
 「星と緑のロマン館」は、町営の宿泊施設で、天体観測を核にしたリゾートです。
 しかし静かだな‥
 来客のクルマは並んでいますが、人の気配がまったくありません。
 皆さん夜の観測に備えて、この時刻は昼寝をしているのかな?
    
 駐車場の標高は1,000m。
 雲間から柔らかな陽が降りそそぐなか、北アルプス、右から小蓮華岳から始まり、左の槍ヶ岳まで一望でした。
 愛機に関節三脚をくくりつけて、記念撮影。
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