「みとみ笛吹の湯」 入浴料¥500-
山梨市三富下釜口447番地 0553-39-2610
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甲州のお土産(→)
 談合坂SAで購入した「こごみ」。
 こごみは山菜で、正式名称はクサソテツの芽。
 塩をひとつまみ落とした熱湯で1分ほど茹でて、ザク切りで酒の肴にします。
 ちょっとぬめりがあって、でもアクがなくて美味しい。
 春から初夏にかけての風物詩。
 右は、釈迦堂PAで購入した「おいしい桃(¥525-)」。
 黄桃のドライフルーツで、自ら「おいしい」と名乗るネーミングに嫌な予感もありましたが、せっかく桃源郷のついでだから…と。
 食べてみると、缶詰の黄桃が干からびたら、こうなるだろうなぁという味。
 評価は辛め。

  
 温泉は、国道から少しわきに入った、笛吹川のほとり。
 川のせせらぎが聞こえて、ほっとします。
 建物は和風建築で、古びた山荘風。
 地元の皆さんの共同湯のような雰囲気です。
 浴室は、タイル貼りの内湯と石造りの露天風呂で、内湯のほうは最近新しくしたようです。
 どちらにも無色透明の湯が満ちています。
 露天風呂では、地元のおじいさんが海老反になって屈伸運動をしています。
 お邪魔したら悪いなと思い、まずは内湯に入ります。
 泉質はアルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)で、ちょっと熱め。
 肌あたりは柔らかく、少しきしきし感があります。
 ひとことで言って、先ほどの「花かげの湯」と5kmほどしか離れていないせいもあってか、お湯の印象は「花かげの湯」と同じです。
ふと見ると、おじいさんの屈伸運動が終わったようなので(お疲れになったか?)次は露天風呂に入ります。
こちらは、ひじょうにぬるい。
お湯は新鮮なので清潔感はあるのですが、池に浸かっているようで落ち着きません。
露天風呂からは川のせせらぎが聞こえるかなと期待したのですが、そのせせらぎも耳に届かず、ちょっとがっかり。
露天風呂は隣接した市民グラウンドのほうを向いているために、駐車場ほど川のせせらぎが聞こえないようです。
風呂あがりは身体の脂がとれた感じがして、さっぱりします。
この「笛吹の湯」、及第というところでしょうか。
旅人には「花かげの湯」のほうが満足すると思います。
←14:00に「笛吹の湯」を発つと、フルーツライン(東山広域農道)へ。
 笛吹市といえばフルーツライン。
 段々畑のように広がる葡萄畑を縦断する、快走路です。
 意味もなく急加速してみたり、一段高いギアでエンジンをドロドロ言わせたり。
 この気ままさが1人旅の愉しさです。
 とろけるような西陽のなか勝沼ICに進んで、そして中央高速で帰路につきました。
 笹子トンネルを抜けると、大月側はどんよりとした曇天で、ひんやりと肌寒い。
 5時間前の Feel So Good!なひとときが信じられないほど、憂鬱そうな空。
 甲府盆地だけが晴天だったんですね。

 帰宅16:30、総走行275km。
 ぎりぎり見頃にまにあった、桃源郷紀行でした。
⇒ みとみ
 笛吹の湯は
 コチラ