2012年5月13日(日) 快晴 気温21度
突然ですが、料理って、暖かくあるべきものは、加熱して出してくれるものですよね。
ところが遠州(静岡沿岸部)には、冷たいままで出す味噌汁があるそうです。
冷たい味噌汁って…
飲んで帰った日の、翌朝に待ち受けている罰‥?
というわけで、その謎を探究するために、(旧)東名で一路、静岡へと向かいます。
←9:00、日本平PAでひと休み。
6:40に自宅を発ったので、ここまで2時間20分。
新東名の開通(2012.04.14)が奏功しているらしく、御殿場JCTから先は空いていて、休日にしては快適なペース。
これは嬉しかった。
豊橋ナンバーのBMW1150RS氏と、しばし歓談。
もう60代と思われる白髪のベテラン・ライダー。
BMW氏「貴方もメッツラー Roadtech Z6 ですか。私は前のミシュランでは滑って転んじゃったけど、メッツラーは良いタイアだね。ホラ、その時ここいらが傷ついちゃって。まぁバイクはタイアが二つしかないんだから、転んでもしかたないけどね」
車体はエンジンガードに傷がついているだけで、ピカピカでした。
この年代のBMW(2003年型)は、パニア(サイドケース)が腰下に付いていて、後ろ姿が抜群にかっこいい。
大切に乗ってください。
遠州灘・男の探究心
次の牧の原SAも、ベテラン・ライダーがいっぱい。
先ほどのBMW氏とも、また会いました。
このあたりはライダーの年齢層が高いなぁ。
さすがは浜松(日本のDetroit)が近い土地柄、男どもはおやじになっても、単車から下りないのでしょう。
モータリング文化に育まれて、男の子のままの、おやじたち。
相良牧の原ICで下りると、R242・浜岡菊川線で御前崎へと向かいます。
左右は、広大な茶畑。(→)
沿道には「牧の原茶」、あるいは「深むし菊川茶」のノボリが見られます。
送風機が、音もなく、くるくると回って。
そしてヘルメットのなかにも緑茶の香りが届きます。
農家の方が、電動のこぎりのようなバリカンで、茂みの形を刈りそろえています。
茂みをまたぐヤグラ状のバリカンに、葉を吸引する掃除機が付いた農機具も見られます。
え〜と、いまは茶摘み…?
八十八夜って、いつでしたっけ…
あとで調べてみると、八十八夜は立春から数えて八十八日めで、5月2日になりますが、現在の茶摘み日は〇月〇日とは限っていないそうです。
ふと見ると、農家の庭先に、刈りそろえていないお茶の茂みが。
このお宅で飲むお茶なのでしょうか。
ぼうぼうと茂るただの植え込みなのが、かえって可笑しかった。
海に近づくにつれ、地形は平坦地から丘陵地へと、その姿を変えてゆきます。
その丘も、一面の茶畑。
やがて道は丘をくだって、御前崎の市街地に入ります。