さて平湯バスターミナルを発つと、愛機の舵を奥飛騨温泉郷に向けます。
奥飛騨温泉郷をご紹介すると、とにかく湧水地や露天風呂が多いことで有名なところ。
楽しみです。
青い空に、白い雲。
そして自然のままの山並み。
夏色の景色。
国道471号線を進みます。
ご覧のとおり、道路は幅が広く、きれいに整備されています。
またガードレールや街路灯、電光掲示板に至るまで同じこげ茶色に塗られていて、落ち着いた雰囲気。
広がりのある風景が続きます。
電光掲示板では気温27度。
湿度が低く、爽やかです。
静かです。
車もほとんどすれ違いませんが、それはたまたま時刻が、お昼ごはんどきのせい?
それとも観光客がマイカーを降りて、観光バスで乗鞍に行ってしまっているせい?
ときおり見るのは、温泉の従業員らしき人や、地元の人のクルマだけです。
なんか時間が止まったような、山に見つめられるなかで自分だけが動いているような、奇妙な感じでした。
やがて国道からR475に分け入って、ここから穂高をめざします。
県道の栃尾温泉を通過したあたり。(→)
道路は蒲田川に沿って、ゆるやかに山を登ってゆきます。
左右の平地は、もともとは河原だったところでしょうか。
草原であるいまも耕作されている形跡はなく、原野のままです。
奥飛騨の雄大な自然を感じます。
県道は地図ではどんな山道かと思っていたのですが、この道路も拍子抜けするほど立派でした。