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←また停車して、登ってきた道をふり返ったところ。
 クネクネとしたワインディングは、まだまだ続きます。
 標高が上がってきて、ようやく山岳道路っぽくなってきました。(→)
 このあたりで標高1,700mくらいでしょうか。
 植生も変わって、白樺林も現れます。
 ご覧のとおりガードレールはワイア構造。
 この上に「アサマ2000パーク」というスキー場があるので、除雪のし易さからワイア構造にしているのでしょうね。
 これが開放感を生んでいます。
←やがて視界が開けます。
 空が近い。
 空の近さとその碧さとで、いよいよ高いところに来たと感じます。

 道の傾斜がきついのが、印象的です。
 こうして少しでも愛機から離れると、足が交互に出てしまって、そのまま坂を下ってしまいそうでした。
 チェリーパーク・ラインの傾斜のキツさは、ひとつ西に並行して走っているR94東御嬬恋線と同じです。
 地図では、頂上の車坂峠も、もうすぐです。
 そして背後をふり返ります。
 おおっ…
 遥かに蓼科の山々が一望です。(→)
 眼下に広がるのは佐久の市街。
 雲海も臨む絶景が広がります。
 こうしてみると、浅間山は今までの信州の山岳地帯とは、趣がちょっと異なります。
 これは浅間山が活火山だからでしょうか。
 変化に富んでいます。
 そしてこのあと車坂峠(1,973m)に到着します。
 車坂峠はそれほど見晴らしの良い峠ではありませんでしたが、あの浅間山(2,568m)が “近くの丘”のように見えることで、かえって山頂付近を実感する場所でした。

 このチェリーパーク・ライン、舗装はきれいで道幅も広く、クルマでも困ることはありません。
 冒険好きには訪れる価値があります。