このあと勝沼ICに出ると、帰路につきました。
時刻が少し早かったせいか、中央高速の渋滞にも遭わずに、帰宅することができました。
15:10着。
総走行は296kmでした。
この大弛峠は、登山者には「夢の庭園」という美しい展望台で有名ですが、単車乗りにとっても「車両が通行できる日本最高所の峠道」として、ちょっとは名が通っています。
しかしドライブルートとしては知られていない。
その理由として、峠越えのルートを描きにくいというのがあります。
長野県側に下りたことはありませんが、画像で見るかぎりはすさまじいダート道で、延々8kmも続くそうですし、また降りきったところでそこは信州三大秘境のひとつ川上郷で、清里に出るにしてもさらに1時間はかかります。
というわけで、峠とはいえ実質には行き止まりとなるピストンルート。
それでも大丈夫という御仁には、レコード保有路(?)としてお薦めします。
ミシュランPilot Road3 寸評 ;
驚くのは、トレッド面の奇抜さ。
フロントタイアはブラシのように細かい筋が切られて、まるでスタッドレス・タイアのよう。
リアタイアもジグザグに筋が切られ、筋の途中途中に小穴が設けられています。
この筋と小穴とで、滑るマンホールの上でもスリップせず、なんと雨天時にはここで路面の水を吸い取って、グリップに奏功するそうです。
走り始めてすぐ実感するのは直進性の良さで、さすがにミシュラン、文字どおり矢のように突き進みます。
制動(ブレーキ)するときのコントロール性も良く、またバンク(傾き)途中でも、次のモーションに向けてタイアが待ってくれるような懐(ふところ)の深さも持ち合わせています。
しかし何といっても素晴らしいのはそのウェットグリップで、大弛峠の突然の雨には本当に心強かった。
総じてこのPilot Road3、そんな性能を持ちながら、どちらかといえば、すいすいと泳ぐように走るときに魅力的なタイアです。
Buellを買ったときに履いていたダンロップD207は、ドライなグリップ感が魅力。
次のダンロップD221は、持続するグリップ感と跳ねない点が長所。
ミシュランPilot Road2は、直進性と圧倒的な耐久性とが印象的。
そして前のメッツラー Roadtech Z6 INTERACTは、ハイグリップ感に魅了されました。
今度のミシュランPilot Road3は Road2の後継者として、従来の特長にウェットグリップも兼ね備えたタイアです。
あえてあら探しをすれば、このタイアはバックミラーの像がぶれずにすっきりと見えるのに、凸凹を乗り上げるときだけ、なぜか微振動を伝えてくるような気がします。
(甲州のお土産) サマーエンジェル(¥300-)
道の駅「花かげの郷まきおか」の、屋外テントで購入。
新種のプラムで、牧丘の特産種だそうです。
酸味がやや強く、僕の評価は普通。
同じ価格でソルダムがありましたが、そっちはどうだったんだろう…
なおお客さんで中年のおじさんが居て、そのおじさんと店員のおかみさんとの会話が可笑しかった。
おじさん「おーっ! もう葡萄が出ているんだねぇ(と、葡萄を手に取る)」
おかみさん「はい。巨峰です」
おじさん「感激だなぁー。コレ美味しい?」
おかみさん「いえ。いまの早出モノは、美味しくないです」
おじさん「えっ? 美味しくないの?」
おかみさん「ええ、いまのモノは。 まだ…」
おじさん「そうか… でもおれ葡萄、大好きなんだよね… どうしようかな…」
おかみさんが美味しいって言ってくれなかったから、おじさんは周囲をうろついてずいぶん悩んでいました。(おかみさんは正直とも言えるけれど)
彼がその葡萄を買ったかどうかは見逃しました。