←嬬恋を発つと、万座ハイウェーへ。
道巾は広く、たいへん走り易い。
画像は料金所の手前ですが、すでに有料区間。
うっそうとした原生林の中を、爽快なストレートとカーヴが続きます。
お盆はもう過ぎているものの、空には積乱雲が健在。
まだ夏です。
ただわずかですが、空気は盛夏とは違った、落ち着いたものを感じます。
この万座ハイウェーで思うのは、ガードレールの類がなくて開放感たっぷりということと、沿道に並ぶ電信柱がリゾート感を損ねて残念だということです。
万座ハイウェーはいわゆる公道ではなく、老舗のホテルグループが管理運営している観光道路。
リゾート地の経営に手馴れている会社なのですから、ここはもう少し頑張って、電信柱は何とかしてほしかった。
20kmも続いたそんな快走路も、白樺林を抜けるようになると、そろそろ北側の終点。(→)
万座ハイウェーを出ると、万座温泉に到着します。
標高1,800m。
緑に囲まれた上信越高原国立公園内の中の、高山温泉郷です。
←上信スカイラインに合流してすぐの、観光バスが転回する駐車場。
こうして万座特有の、荒涼とした光景が出迎えてくれます。
この万座温泉から毛無峠にかけては、その昔硫黄鉱山があったほどの荒野で、いまでも高い樹木は育たないところ。
ヘルメットをかぶっていても、タマゴ臭というか、硫黄(硫化水素ガス)の匂いがします。
火山ガスは、白根の殺生河原ほど危険な感じはありませんが、一定の注意は必要です。
貴方が近づくときは、最低でも風向きは確かめてください。