←きょうはこの石段以外では、記念撮影のチャンスに恵まれないような予感がしました。
というわけで三脚をセットして、一枚。
伊香保温泉で朝風呂という、贅沢なひとときに満足するおやじです。
せっかくのスペイン広場(?)、オードリー・ヘブバーンを気どってジェラートを食べる姿でも良かったけれど(笑)あいにくソフトクリームは売っていなかった。
榛名山には食事のあてもなかったので、いったん渋川まで戻って「ニコニコ亭」でソースカツ丼をいただくことにしました。
2004年に一度訪れていますが、美味しかったことを、舌がちゃんと覚えています。
場所はインターネットで下調べをして、地図を持参していても迷うほどの路地裏。
さいわい比較的大きい駐車場があります。
ここのソースカツ丼は乗せるカツの枚数が選べるのですが、僕が8年前にいただいたときは3枚乗せでした。
あれからもう8年も年取っているんだ…(涙)
8年という加齢を熟慮して、ひかえめに2枚乗せ(¥530-)を注文しました。
お客さんは近所の営業マンや、家族連れ。
皆さん合い席に慣れていて、譲り合いながら座っていくと、狭い店内はすぐに満席に。
やがて美しいおかみさんが、「2枚乗せのお客様、お待たせしました」
右端に写っているのが丼のふたで、ここにカツを“一時避難”させてから、いただきます。
カツにひと口噛みついて、もぐもぐ。
そしてご飯をぱくぱく…
う〜ん、めちゃくちゃ美味です…いや魔味か…
渋川「ニコニコ亭」
0279-22-2070
群馬県渋川市渋川寄居町2176-3
トンカツは、肉が薄めのいわゆるわらじカツ。
甘しょっぱいソースが沁みこんだジューシーな味わいと、クリスピーな衣の揚げ具合が、何とも素晴らしい。
ご覧のとおりカツとご飯だけというシンプルな構成なのに、満足感は極上。
しびれたようになって夢中で食べてしまいました。
しかしあらためて、これほど美味しかったかと感動してしまいました。
おまけにとてもリーズナブル。
食べているあいだにも近所のおばちゃんが次々に来店して、5枚、7枚と、カツだけをテイクアウトで買ってゆきます。
こうして執筆していても、あの甘しょっぱい味を思い出すと、思わず唾がわいてきます。
味、ボリューム、値段と、どれをとっても文句なくお薦めします。