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←冷静にみると、しらびそ峠の標高は1,833m。
 ビーナスラインの美ヶ原台上が1,959m、麦草峠が2,127m、志賀草津道路の渋峠が2,172mと比べればけっして高い峠ではないのですが、眺望は超一級。
 聖岳(3,013m)、赤石岳(3,120m)と続く南アルプスの山なみは、本当に素晴らしい。
 そういえば昨日、登山家の三浦雄一郎氏は80歳で3回目のエベレスト(8,848m)登頂に成功しました。
 ここしらびそ峠の標高はエベレストの1 /5しかありませんが、お互いの成功を、心のなかでたたえました。
 このあと、もと来た蛇洞林道を下りました。
 下っても、蛇洞林道はとびきり険しいことに変わりはありません。
 まぁ、なにしろ名前が蛇の洞穴、ですからね…
 しらびそ峠へのアプローチは、和田宿まで南下してそこから下栗の里経由で登るほうが、距離こそ倍になりますがはるかに楽です。
 ともあれ時刻は12:30、秘境から矢筈トンネルを通り下界(?)に戻ってきたところ。(→)
 さよなら秘境・遠山郷。

 ここから判断ミス。
 素直に飯田の街に出れば昼食にありつけたものの、なぜか松川に走り始めてしまいました。
 行けども行けどもお食事処は現れず、困り果てたまま、最終的には中央自動車道の松川ICに出ます。
 「もう、こうなったら立ち寄り温泉の食事処で昼食だな」と決心して、お隣の駒ヶ根ICにある立ち寄り湯に向かいました。
 駒ヶ根ICをおりると、時刻はちょうど14:00。
 いちおうソースかつ丼の老舗(「ガロ」)に電話をしてみると、やっぱり昼の休憩に入りましたとのこと。
 でも県道75号線沿いに、いままさに「ソースかつ丼」のノボリを片づけている古民家を見つけました。
 お願いしたところ、快く受け入れていただきました。
 お店は有名な隠れ家旅館の経営らしく、その店内は、古民家の外見からは信じられないほど都会的。
 高い天井に渡された梁からシャンデリアが下がり、ピアノのBGMが流れるなか、注文した「ヒレソースかつ丼(¥1,300-)」も洗練されています。
 うん、美味しい。
 衣にさくさく感が残るカツは、ちょうどよい“甘しょっぱさ”加減。
 ヒレ肉じたいも上質で、ご飯も意外に量がありました。
 なによりお店がおしゃれなので、家族連れにもお薦めです。
「二人静直営/足湯茶屋・東右衛門」
長野県駒ヶ根市赤穂497−779
0265−81−8011
⇒東右衛門はコチラ