信州峠をおりて、三国峠に至る県道68号線に突き当たり。
そこを右折して、川上村の集落を通過。
次はここを左折(→)
ここから今回の目的地、県道2号線・馬越峠に分け入ってゆきます。
川上犬とか馬越峠とか、きょうは妙にどうぶつさんと縁がある。
広大な斜面を、ジグザグに登ってゆきます。
道のジグザグは、勾配がきつくならないようにくねっているわけではありません。
畑をあちこち回れるようにというジグザグ。
斜面のいちばんてっぺんで、エンジン停止。(下)
申し訳程度の舗装で、路面の状態はけっして良くない。
愛機を再始動させると、馬越峠をめざします。
馬越峠は、狭い山道。
特徴と言えば、ガードレールが少ないこと。
そして涼しいことも。
でも昔、馬にはガードレールは必要なかったし、涼しいのは歓迎だったに違いない。
僕もガードレールは要らないし、涼しいことは嬉しい。
やがて、岩を切り通した頂上に。
ここが馬越峠(1,610m)
それほど登ってきた印象はありませんが、意外に標高が高い。
川上村じたい標高が高いんでしょうね。
未舗装の展望台に、小さな碑がひとつ。
愛機を乗り入れると、砂利が乾いた音をたてる。
エンジンを切ると、暑さと静寂と、そして草いきれの香りが押し寄せる。
日照りの峠は、照り返しで暑い。
きょう初めての暑さ。
←展望台から臨む、川上村の遠望。
こうして見ると大きい。
昔はともあれ、高原野菜の大産地となった今の川上村は、他の秘境(秋山郷、遠山郷)とは比較できないほど大きな集落です。
このあとは清里側にくだります。
下りはもっと狭い。
ビーナスラインから扉温泉に下りる県道67号線に匹敵する狭さ。
路面の状態もさらに悪い。
でも冒険なんだから、そういう山道でなくちゃ。