2013年8月26日(月) 快晴 現地気温25度
(はじめに)
2013年の夏は、炎暑。
8月12日には、2007年の多治見40.9度、熊谷40.9度を抜いて、高知県の四万十市が気温41度と記録を更新しました。
そんなホットな報道が僕を刺激するなか、今回の目的地は越後にあるという快走ロード。
数年前から一泊ツーリングとして構想はしていたのですが、なかなか実現できず。
この夏も7月、8月とスケジュールが合わず、こうしてお盆も過ぎてしまいました。
越後の旅は難しい…
そこで一泊はあきらめ日帰りを決心したところで、やっと旅立ちの日を迎えることができました。
越後の光と影
魚沼スカイライン
行くからには、1日めいっぱい楽しみたい。
5:50には、愛機を駐車場から路上に押していき、エンジンをかけます。
ようやく朝は涼しくなって、聞こえるのは蝉の声ではなく、虫の音。
圏央道を経て、関越自動車道を北に走ります。
8:00 上里SAでは気温28度と暑かったのですが、その先は気温も下がってゆき、谷川岳PAを通過するときは気温24度と快適でした。
9:00 湯沢ICで関越をおりると、国道17号線で石打まで。
「(石打)駅前」という交差点で国道353号線に曲がると、これから向かう当間山(1,016m)と出合います(↑)
国道353号線を登ってゆきます。
対向車線に単車が1台、また1台と下りてきます。
荷を積んでいないところを見ると、通勤途中にひとっ走り山を楽しんだ若者かな?
←途中に現れる巨大なヘアピン・カーヴ。
道は大蛇のようなスノーシェッドを抜けると、矢印の方向に登っていきます。
信州にはない、なんというか、日本離れしたダイナミックな光景です。
気温は再び上がって、27度くらいでしょうか。
前夜の雨で、空気はしっとりとしています。
さぁ、十二峠に進みましょう。
十二峠トンネルを出て道がくだり始めるところで、右側に入る分岐が現れます。(→)
大きな「魚沼スカイライン十二峠入り口」の標識。
間違えようもない、目的の快走ロードに到着です。
ここで簡単におさらいしますと…
ここからの道は、正式名は県の管理するR560・田沢小栗山線、通称を魚沼スカイラインといい、1970年から7年間かけて造られた観光道路。
道路工事が終わった1977年に、それまでの有料から無料化されました。
魚沼丘陵の四つの峠(十二峠、大沢峠、栃窪峠、八箇峠)を結んだ全長18kmの道は、天空の快走ロードとして有名です。
愛機のミッションを1速に入れると、方向指示器を右に点滅。
前後に車両がいないことを確認して、ターンイン。
さぁ出発。
アクセルを開けると、機体が甘やかな鼓動をたてて、地面を蹴ってゆきます。