そしてヘアピンとヘアピンのあいだに、唯一現れた安全に停車できる箇所。
勾配も少し緩んだところでした。
森林が切れたあたりに見える白い建物が、終点の新五合目です。
空の碧さが素晴らしい。
まさに、吸い込まれそうな碧さとは、このことです。
走ってきた道をふり返れば、雲海が広がっています。
紫外線がきつく、まぶしい。
そしてわずかですが、空気が薄いことを感じます。
あとでCB400(キャブレター仕様)のしょこさんにエンジンの具合を伺いましたが、吹け上りに何も問題はなかったそうです。
いまのキャブレターが優秀なのか、それともHONDAの設計が優秀なのか。
標高2,000m超の山で、涼しい顔でインジェクションの大型自二と一緒に走ってしまう、CB400の底力みたいなものを感じました。
再び走り始めると、あとは一気に新五合目まで。
富士山スカイラインの新五合目は、乗鞍スカイラインの畳平(2,702m)がマイカー規制されたいま、単車が行ける日本で一番高いところです。
ついに来ることができました。
11:00 新五合目の駐車場に到着。
標高2,380mです。
いままで訪れた高所を列挙すれば…
ビーナスラインの美ヶ原台上が1,959m。
国道299号線の麦草峠が2,127m。
志賀草津道路の渋峠が2,172m。
富士山スバルラインの五合目が2,305m。
山梨県の県道219号線の、大弛峠が2,360m。
そして、富士山の新五合目が、2,380m。
ここも高所特有の達成感がありました。