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 帰宅して調べてみると、中部横断自動車道(工事は甲府の双葉Jctから増穂ICまでで中断している)が新東名まで繋がる時は、この集落の近くにもICが造られる計画になっていました。
 アクセスが良くなれば旅人にも地元にもメリットもあるでしょうが、あの桃源郷のような里山の雰囲気は残ってほしい。
 「本郷の千年桜」と。
 南向きの斜面は、このあたりだけ木が密集しておらず、独特の雰囲気でした。
 牧歌的とも言えるし、どこか桃源郷を思わせる明るい斜面。
 あたりに人影はなく、この場所に僕ひとり。
 そして、しいんとして静か。
 穏やかな気持ちになりました。
 「本郷の千年桜」のお隣りにあったこのヤマザクラも、また見事でした。
←こちらはまだ満開。
 伸び伸びと育った枝ぶり。
 かげり始める西陽のなかで、まるでピンク色の照明が灯ったような鮮やかさでした。
 さてこの時刻になると、さすがに富士山麓は冷えてくる。
 立ち寄り湯で温まることにしました。
 温泉は、この集落から富士川を隔てた対岸。
 でも4〜5kmおきにしか川を渡る橋がないために、到着したときは15時をまわっていました。
「南部アルカディア温泉 なんぶの湯」
山梨県南巨摩郡南部町内船8106-1
0556-64-2434 入浴料 ¥800-
(2019年時点で、長期休業中)
 この温泉、クアハウス風の設備はなかなか綺麗。
 浴槽も内風呂、ジェットバス、寝湯、サウナ、露天と、ひととおり揃っています。
 温泉じたいは、内風呂も露天もちょうど適温。
 お湯は透明で、肌あたりはつるすべ感のなかにキシキシ感あり。
 なんでもpH(ペーハー)10.3の日本でもトップクラスのアルカリ性単純温泉だそうですが、そういう説明ほど特徴はなく、ごく一般的な “美人の湯”でした。
 綺麗で整った設備のことを考えれば、入浴料も納得。(2019年頃から長期休業になっています)
 風呂からあがると新清水ICから新東名にのって、帰路につきました。
 今回は、桜・三昧(ざんまい)の旅。
 帰宅は19:00、総走行380km。
⇒なんぶの湯 はコチラ