カジカガエル鳴く名湯
(後編・南会津)
2014年6月4日(水) 雨ち晴れ 現地気温25度
 
 朝に西那須野のホテルを出発し、7:50 奥州白河到着。
 気温19度と、さすがに福島県は肌寒い。
 おまけに白河に着いたとたん、雨のお出迎えである。
 小雨に落胆しつつ、持参してきたハンドルカバーを装着する。
 これでアクセルとブレーキを扱う手は濡れなくなった。
 でもこれ以上降ってきたら、いよいよ雨合羽も着ないといけない。
 国道289号線で、一気に山中に入ってゆく。
 うっそうとした森の中を突き進む。(左)
 行ったことはないけれど、イングランドの森もこんな感じだろうか。
 でも、いつしか雨が止んでいることに気づく。
 阿武隈川に沿って南会津に入る。
 ついに雨は止んでくれた。
 濡れた新緑が鮮やかで、目に沁みるようだ。 
 国道289号線は「きびたきトンネル」というトンネルを通過する。
 トンネルを抜けたら、なんと青空だ!(右)
 道路工事をしていたおにいちゃんに温泉の場所を訊ねてみる。
おにいちゃん「甲子温泉ですか? 甲子温泉の大黒屋さんなら次のトンネルを抜けると、橋を渡る手前に左に降りる道があります。で、その道で谷をずーっと降りきるとありますよ。晴れてよかったですね」
 ありがとうっ、工事のおにいちゃん!
 次の「安心坂トンネル」を抜けると、おにいちゃんの案内どおりに、国道を外れて降りてゆく道があった。(下)
 雰囲気のある素晴らしい進入路。
 ご覧のとおり、阿武隈源流の山は深く、すさまじいほどだ。
 甲子温泉も、名湯というより秘湯という感じかもしれない。
 さて発進すると、息もつけず谷底めがけて落ちてゆく。
 愛機ごと前につんのめりそうな急勾配。
 「安心坂」って言うらしいけど、どこが安心なんだろうか?(笑)
 朝風呂も、命がけである(楽しいけど)
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