やがてあたりはいっそう山深くなります。
 陽射しも出てきて、木漏れ陽を踏んで(左)進みます。
 案内看板も現れてきて、いよいよ目的の宝川温泉。
 宝川温泉は、1950年頃にダムの工事で道路ができて電気が通るようになる前は、全くの秘湯だったそうです。
 現在は団体客も訪れる有名な温泉で、広大な敷地のなかに四つの巨大な露天風呂があり、それを悠々と満たす湧出量が特徴です。
 道は谷を下って、宝川温泉 汪泉(おうせん)閣に到着。
 ほんとうに山奥にある、大きな一軒宿です。
⇒宝川温泉 汪泉閣はコチラ
 スノーシェッドのあとは、トンネル。
 トンネルのなかは照明が暗い。
 タイアが立てる水ハネの音が、中に響きます。
 湧き水で路面が濡れているので、ひんやりと涼しい。
 涼しいのはいいのですが、愛機が汚れたんだろうなぁ。
 なお翌日に愛機を洗車したら、しっかり汚れていました。
 革パンも裾のあたりが、ハネで白かった。
 さてトンネルをいくつか過ぎると、県道からR264に分け入ります。
 ここからは宝川峡(右)
 行き止まりのピストン・ルートです。
 利根川の支流・宝川は、数日前の大雨にもかかわらず、水は澄んでいました。
 立ち寄り棟(右)のまえに愛機を駐車。
 入浴料を支払うと、受付のおじさんから施設内の案内を聞きます。
 ゲート兼お食事処を通過して、敷地内に。
 いくつかの古い建物をくぐり抜け、渓谷に沿って遊歩道を歩いてゆきます。
 建物はいずれも風化して渋い色合い。
 まるでお寺の境内のようです。
 そして、いたるところに雑然と並べられる農機具、骨董品、タヌキや熊の置物。
 外国人観光客が喜びそうなJapanese-spa(温泉)です。
 さて遊歩道で清流に近づくと、もう混浴の露天風呂。
 入浴客の裸体が見えて、びっくりしました。
 不自然にカメラのアングルを変えて(左)意味もなく遊歩道を撮影。
 まるでお寺で裸の人に出合ったような、妙な気持ちです。
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