Passion! HAKONE
「太閤湯」
入浴料¥400-
足柄下郡箱根町宮ノ下223
0460-82-4756
2014年10月16日(木) 快晴 現地気温14〜16度
僕は永年、黒人バンドのアース・ウィンド&ファイア(Earth.Wind & Fire)を聴き続けています。
モーリス・ホワイトとフィリップ・ベイリーのツインボーカルと、ホーンセクションとの絡みが特徴。
巨匠ラムゼイ・ルイスと絡んでいた頃から最新作まで愛聴していますので、なんだかんだでもう40年間ということになります。
学生時代に初めてアースサウンドを聴いたときの衝撃は今でも忘れられない。
壮大なスケール感の曲、ダークな旋律の曲、そして何度聴いても疑問しか感じられないヘンテコな曲があるのもEW&Fならでは(笑)
EW&Fの楽曲で素晴らしいのは、まるで野生動物が低く俳諧したり、跳びかかったり、はばたいたりするのを思わせる生命感。
聴くたびに、「いま自分は生きているんだ!」というパッションを強く感じるサウンドです。
今回の箱根も、そんなパッションを感じることを期待して。
自宅を9時に出発し、箱根湯本から山に登ります。
10:30には、宮ノ下自治会の運営する共同温泉、「太閤湯」に到着。
場所は富士屋ホテルの向かいの路地を、谷に降りていってすぐ。
ノレンをくぐると、おかみさんが威勢のいい声で誰かと電話で話しています。
おかみさん「だからさ、いやんなっちゃう!うん。あ、お客さん来たから後でね」
おかみさんによると昨晩は自治会の話し合いがあったそうです。
まだ興奮が収まらずに、僕に向かって「昨日はさ、そんなに言うなら 『この温泉だって止めちゃうよ』って、言ってやったのよ(苦笑)」
いま止められたら困るので、おかみさんをなだめて、そそくさと浴室に。
浴室は2つあり、谷に向かって窓があるほうが、タイル張りのL字型浴槽。
壁に蛇口の栓があって、かけ流しを自由に調整できるのが面白い。
栓を開けると源泉はそうとう熱く、あっという間にお湯ぜんぶが熱めに。
泉質はナトリウム-塩化物泉で、肌あたりは塩泉独特のしゃきっとした感じですが、このお湯の特長はむしろ風呂あがりの温浴感。
汗がだっと出て、そのあとのぽかぽか感が持続します。
エキサイトしていたおかみさんにパッションを感じたけれど(笑)お湯のほうも期待どおり、箱根らしい温泉でした。
久しぶりに芦ノ湖に出てみました。
外国人観光客が目につきます。
気温は14度と低かったのですが、風がまったく無く、風呂あがりの温浴感もあって快適でした。