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 国道136号線の西伊豆側に下りると、空は曇ってきました。
 堂ヶ島(左)で見る、さいごの陽射し。
 このあとは、空は曇りっ放しに。
 13時に、西伊豆の松崎に到着。
 お昼ごはんは、地魚料理「さくら」でいただくことにします。
 場所は長八美術館の前。
 訪れるのは四回めになりますが、店舗が巨大な無料駐車場の敷地内にあって駐車の心配がいらないのがありがたい。
 「地魚料理・さくら」 0558-43-1532
 静岡県賀茂郡松崎町松崎21-1(長八美術館前)
 おかみさん「きょうはね、今朝とれたてのカツオがあるよ」
 そうだ!
 隣りの田子漁港は、伊豆ではカツオの水揚げで有名な漁港だった!
 海の恵みに敬意を表して、「かつおまご茶漬け(¥1,500-)」を注文しました。
 
 まず出てくるのは、丼いっぱいのかつおの刺身と刻み玉ねぎ。
 かつおは醤油味のだし汁が、軽くかけられている。
 おかみさん「まずかつおと玉ねぎを、箸でぐるぐる混ぜてね〜」
 そこで適当に混ぜておかみさんに見せると…
 おかみさん「まだまだ。もっと混ぜてね〜」
 再びかき混ぜて、おかみさんに見せる… また許可が下りない(笑)
 と、これを何回か繰り返していいかげん手が疲れたところで、お釜でご飯と、天ぷら、小鉢が目の前に並べられる。
 おかみさん「ご飯半分は、のっけて食べてね。おいしくても半分は残すのよ」
 そんな忠告に生返事をしながら、自分で作った “かつおのヅケ丼“ にとりかかる。
 美味しいんですよ、これが。
 新鮮な脂ののったかつおの、ねっとりとした濃厚な味わい。
 玉ねぎの香味も、混ぜることでマイルドになり、かつおと良く合う。
 これは確かに忠告をされないと、そのまま食べきってしまいそうです。
 おかみさん「残り半分になるときは声をかけてね。茶漬けにするから」
 残りのご飯にかつおをのっけると、かみさんが熱いだし汁をダーッとかけてお茶漬けにしてくれる。
 かつおは白くほろほろとした状態に変わって、汁に自らの旨味を出してくれる。
 これも美味しい。
 驚いたのは、まったく生臭くない。
 新鮮な魚とはこういうものなのか、と感銘します。
 添えられた天ぷらは明日葉と玉ねぎの天ぷらで、玉ねぎが重なるところがちょっと難点ですが、それ以外は気に入りました。
 結局、丼いっぱいのかつおは、何事もなく楽しくお腹に。
 食後は、サービスで食べ放題の寒天(ヨモギ入り)にきな粉と黒蜜をかけていただきます。
 お茶も一人一人の急須でたっぷり飲めて、あゝ満足。
 お店を出ると、6年前に素晴らしいひとときを過ごした下田の蓮台寺温泉に向かいます。
 しかし途中の婆娑羅(バサラ)峠をおりたところで、ついに小雨。
 県道わきで雨合羽を着込みます。