さて静岡の県道の例にもれず、この29号線も数kmおきに公衆トイレが設置されています。
用をたして観光案内板を見ていると、おまわりさん(跨っていたバイクは、なんとオフロード系のKSR・90cc)に声をかけられます。
これから行く「赤水の滝」の見どころを、丁寧に案内していただきました。
「赤水の滝」(右)に到着すると、なんとジャージ姿の女子高生に囲まれました。
ヘルメットのまま訊ねると、静岡女子高の生徒さん。
林間学校に来ていて、送迎バスを待っているそうです。
僕「滝はどこなの?」
女子高生全員「ここを下りていったところで〜す」
女子高生「どこから来たんですか?」
僕「横浜」
女子高生全員「キャーッ♪ 凄い♪カッコイイ♪」
僕「おだてるなっ(笑)もう〇〇歳だっ」
女子高生全員「〇〇歳?! キャーッ、カッコイイ♪」
日頃ほめられていないオヤジは、お世辞でも嬉しい。
もっとお世辞を言ってくれっ!(笑)
でも振り向いたら、全員バスに乗り込むところでした…
ヘルメットを脱いで沢に下りて歩いてゆくと、滝に出合います。
宝永4年(1707年)の大地震で、地形が変わってできたという「赤水の滝」
名前からして、土砂で水が赤かったんでしょうね。
展望台は、おまわりさんの説明によると地元の人達の手作りとか。
立派で、それでいて日曜大工の温かみの残る展望台です。
(左)三脚で記念撮影。
ヘルメットを被っていたから若く見えたんだろうな(笑)
それとも芸能人と間違われたんだろうか。
まさかね。
このあと、目的地の立ち寄り温泉に到着します。
ここまでの30kmのあいだ、信号はひとつだけ。
長い長いリバーサイド・ロードでした。
でも新緑を愉しんで温泉に着くという企ては、ひとまず達成しました。
「山のふところお湯どころ」という宣伝文句のとおり、建物は山に囲まれています。
おまけに広い敷地にのびのびと建っていて、保養所気分たっぷり。
浴槽は大きい内風呂と露天風呂。
お客さんはそれなりに居ましたが、なにしろ広いのでゆったりとくつろぐことができます。
お湯は無色透明で、ややぬるめ。
泉質はナトリウム炭酸水素塩泉で、ぬるぬるするくらいつるすべ感があります。
露天風呂では、おじいさんの6人グループがにぎやかです。
ひとりが温泉巡りの自慢話を始めました。
聞きなれた温泉の名が出てきて、苦笑してしまいます。
この梅ケ島温泉、風呂あがりの浴感もいい。
身体が軽くなった感じがして、快適でした。
「梅ケ島新田温泉・黄金の湯」 ¥700-
静岡県静岡市葵区梅ケ島5342-3
054-269-2615