barracuda_myweb15056001.gif
名物の露天風呂は、はるか赤城山を臨む崖の上。
立ち寄り温泉にしては珍しく、外にも洗い場がしつらえてあります。
陽射しのなかで身体を清めると、まずはそのまま露天風呂に。
ちょっと熱めのお湯は透明で、匂いはなし。
泉質はアルカリ性単純泉で、肌あたりはつるすべ感があります。
明るい陽射しのなかでの入浴は格別の開放感で、眼に入るドーム状の瓦屋根がリゾート気分を盛り上げてくれます。
施設が大きいので気になりませんでしたが、入浴客もいっぱい。
地元のシニア草野球団のおじいちゃんたちがいましたが、年をとってもさすがにスポーツマン、皆さん身体が引き締まっています。
崖を見下ろしているおじいちゃんに、別のおじいちゃんが「おーい吉田さん、早まるなよぉ(笑)」と冗談をとばしていました。
このあとガラス張りの内湯にも入りましたが、露天風呂の魅力にはかなわなかった。
 お昼ごはんもそのまま温泉のレストランにお世話になります。
 ここの天ざるが盛りがいいという噂を聞きつけていたので。
 これが「天ざる大盛り(¥900 + ¥150-)」
 蕎麦は細くて白い、いわば更科ふう。
 こうして見るとそんなに盛りがいいとは思えないんですが…
 ひと箸たぐると、汁をつけてすすります。
 蕎麦の甘みとつけ汁とが、よくマッチしていて美味しい。
 そして食べ始めると分かるんですが、この盛りはボリュームがあります。
 ふわっと盛りつけていない、といいますか、細い蕎麦をぎゅっと盛りつけてあるので、ボリュームが見かけ以上。
 盛りをほどいて食べ終わる頃には、満腹になります。
 レストランは大広間で、一角には展望台も兼ねたテラス席もありますが、この日テラス席は、シニア草野球団が貸し切って食事を楽しんでいました。
 年とって運動を楽しんでいる、羨ましい人達。
 さて退館する時にはフロントの男性とおしゃべりします。
僕「沼田はこの季節こんなに風が強いの?」
男性「いや、長年ここで仕事をしていますが、こんな日は初めてです」
 風が吹くと、沼田は “風の谷” になります。
 
 風呂あがりに温泉の前で(右) 
 この「望郷の湯」は、訪れた誰もが温泉を好きになること請け合いです。
 文句なくお薦めします。
 温泉を発つと、標識に従って、一般道で国道17号線へ。
 河岸段丘からつづら折りで谷底平野へ下りると、田園地帯を往きます。
 谷底に下りれば風も和らいで、平和なもの。
 途中でくぐり抜ける関越道は見上げる高さで、あの上を横風をくらいながら走った自分を褒めてあげたくなりました。
 赤城から国道17号線に出ると、もつ煮で有名な「永井食堂」で立ち寄り。
 お昼ごはんからまだ時間が経っていないので、お土産の「もつっ子(1kg・¥1,070-)」だけを購入します。
 冷蔵の備えがなかったので、¥130-を追加して保冷剤袋に入れてもらいました。
⇒望郷の湯はコチラ
⇒永井食堂はコチラ
 そして国道で渋川伊香保に出ると、関越道にのって帰路に。
 残念ながら朝にあった圏央道の通行止めは解消しておらず、久しぶりにそのまま関越で練馬まで行き、環状八号線で用賀に出てから東名で横浜にたどり着きました。
 あとで調べたら 圏央道あきる野-八王子Jct間は、4日間だけ工事をしたそうです。 
 こんなロスタイムもあって帰宅したのは17:00、総走行は393kmでした。
 夜は絶品のもつ煮を肴に、反省をしない反省会。
 関東地方は4日後の、6月8日に梅雨入りしました。
「望郷の湯」
 群馬県沼田市白沢町平出1297番地
 電話0278-53-3939 入浴料¥560-