のっけから山岳ワインディング・ロード。
ところどころにバス停があるのが不思議なくらいの景観です。
ここには、藤原ダムのほか、奈良俣ダム、矢木沢ダムと、利根川水系の巨大ダムがあるためかシャトルバスが運行しているようです。
この日は平日なので、バスの姿は見かけませんでした。
矢木沢ダムとの分岐を経て(矢木沢ダムはいつかの楽しみにとっておこう)し、奈良俣ダム(右)の前に出ます。
この奈良俣ダムは、日本最大級のロックフィル式ダムだそうです。
白い帯状のところは放水路で、白く見えるのは水のしぶき。
すさまじい勢いで放水されているのですが、下のトンネルにストンと落ちていくので、水煙とか轟音はたちません。
さながら“巨人が使うそうめん流し”
奈良俣ダムとお別れすると、さらに登ってゆきます。
あたりは女性的な、優しい景観の渓谷に変わります。
清流に沿って、道はくねります(右)
道路わきに、「奥利根源流の森」あるいは「照葉峡」と書かれた木彫りの案内板が現れます。
紅葉の名所なんですね。
そういえば先ほど給油した水上ICのスタンドで、おにいちゃんが「県道63号線は、紅葉の頃の週末はすごい渋滞でね。秋は行っちゃだめですよ」と言っていたことを思い出しました。
ここで話は横道にそれますが、タイトルの「奥利根ブナ太郎」は、文字どおりブナの巨木です。
林野庁の選定した「森の巨人たち百選」のひとり(?)
奥利根ブナ太郎は道路わきに住んでいるので、山登りをしなくても出会えるという。