すぐに「ひらゆの森」に到着。
ここは16もの露天風呂と食事処、売店を、平屋造りの建物でつないだ観光施設で、オープン当初はTVでも話題になりました。
玄関は、まるで何かの寺院のよう。
館内も廊下が迷路のように広がり、そのところどころで温泉や食事処が現れるといった造りで、とにかく規模がデカい。
たどり着いた食事処がまた凝っていて、太い梁で支えた、さながら巨大テラス。
また床には床暖房が入っていて、靴下でも暖かく快適です。
重厚ななかにも、都会的な空間。
一人旅なので、原生林に向かうカウンター席に陣取ります。
「朴葉みそ定食・飛騨牛のせ(¥1,350-)」
朴葉はコンロで下から加熱され、牛肉を朴葉味噌ごと焼きながら、いただきます。
こんにゃく、しみ豆腐、温泉卵、椀もつきます。
飛騨牛はさいしょぷりぷり感があるものの、噛んでるとすぐに無くなって、旨味が口のなかいっぱいに残る逸品。
美味しかったものの、量は少なめ。
もっとボリュームが欲しかったけれど、そうなるとお手軽な価格では済まないんでしょうね。
奈良に住んでいた頃に、「柿の葉寿司」が意外に高価で驚いた記憶がありますが、こういう葉っぱものは概して割高です。
このままこの「ひらゆの森」の温泉に入っても良かったのですが、あまりに好天だったので、ライダーの間では有名な絶景スポットに足をのばすことにしました。
「ひらゆの森」を発ち、国道471号線で新穂高に向かいます。
間近にそびえるのは焼岳(2,393m)
気温はあい変わらず15度と低いのですが、快適この上ない。
寒がりの僕が、苦痛を感じません。
どうしてだろ?
陽射しがたっぷりなのと、風が無いせいなのでしょうが…
と、ここで気づいたのは、湿度の高さ。
空気がしっとりしているので、肌がぴりぴりしない。
関東地方の冬の晴れ間とはまったく違って、快適そのもの。
これには驚きました。
「ひらゆの森」
岐阜県高山市
奥飛騨温泉郷平湯763-1
0578-89-3338