というわけで、温泉は結東温泉「萌木の里」
国道を半分くらいまで戻ったところです。
管理棟に入館すると、若いお嬢さんがあわただしく受け付けしてくれる。
彼女はお食事処のウェイトレスさんも兼ねているようです。
新潟美人というか…
可憐だ…
どうしてこんな辺境(失礼)の地に、こんなお嬢さんが勤めているのか…
ともあれまずは入浴することにしました。
お嬢さん「お風呂は、別棟にある露天と、この棟の中に内湯があります。露天風呂は、ちょっとぬるいかもしれませんね…」
はにかんで説明する姿が、また可憐。
入浴料を支払うと、小高い崖の湯小屋に向かいます。
湯小屋で素っ裸になると、岩風呂に。
お嬢さんの言っていたとおり、ぬるめ。
でも湯口から注がれるお湯は熱いので、湯口の前に陣取ります。
岩は成分で鉄錆び色に染まっていますが、お湯は無色透明で、さらりとした肌あたり。
泉質はアルカリ性単純泉で、少し鉄っぽい匂いがします。
色づいたモミジの下で、紅葉の山々を眺めながら静かなひととき。
風呂あがりの温浴感も上々で、湯温以上にぽかぽかしました。
名湯「小赤沢温泉・楽養館」が近くにあるので温泉好きにはそちらをお薦めしますが、こちらは自然の中の露天風呂。
あとはお好み次第です。
お昼ごはんはこの温泉のお食事処で。
さっきのお嬢さんが、今度はお食事処に駆けつけてくれます。
お昼時なので、お年寄りのハイカーが次々とノレンをくぐり、大変な繁盛。
お嬢さん「すみません。お蕎麦と肉ものが、いま品切れになってしまいまして…」
客一人一人にすごく恐縮して説明する姿が、また可憐。
予報が外れて暖かい日なので、お店もてんてこ舞い。
お客さんは一様に落胆しています。
狭い選択枝から「萌木どんぶり(¥900-)」を注文しました。
濃い緑茶をすすって待ちます。
あ、またおじいちゃんの一団が、説明も聞かずに蕎麦を注文をしています。
おいおい、彼女をいじめちゃダメだ (>いじめてないって)
さて出てきた「萌木どんぶり」は、きのこと山菜の卵とじ丼。
しめじ、まいたけ、なめこが入っています。
関西で見かける「木の葉丼」と同類ですね。
期待もせず口に運んだのですが、滋味が濃くてなかなか美味い。
なめこって、卵とじにしてもイケますね。
しかしやっぱりというか、ご飯の美味しさが鮮烈で、さすがに米どころ新潟県。
温泉を発つと、秋山郷とさよならします。
またこんど。
「結東温泉・萌木の里」 入浴料¥500-
新潟県中魚沼郡津南町結東 025-767-2000