●百姓の塩が出来るまで●その@
海草いっぱいの油谷島の海からポンプで海水を汲み上げます。
海水が澄んで綺麗な日を選んで汲むのがコツです。この海をいつまでも綺麗なまま守っていくのが塩屋の最大の仕事。まずはビーチクリーンから始めます。
海水をまずこのタンクに入れます。
ここからさらにもう一つのポンプで汲み上げて流下式塩田を循環して戻ってきます。
濃くなった灌水をもう一つのタンクにストックしておきます。
流下式塩田で太陽と風を利用して海水を濃くしていきます。
約2週間すると塩分濃度約3.5%の海水が10〜15%まで濃くなります。この濃くなった海水のことを灌水(かんすい)と言います。
流下式塩田はシャワーのように海水をネットにかけてゆっくりと流すことによって次第に太陽の熱と風によって蒸発していきます。
海水循環用のBDFポンプ。ディーゼルエンジンなのでBDF(天ぷら油の廃油を精製したもの)を使っています。排水されると海を汚してしまう天ぷら油の廃油を回収して燃料にしているのです。
塩炊き釜は家の解体で
出た廃材や間伐材を薪にして炊いています。
捨てられるものを燃料にして生産する、言わば、循環型システムにより、《百姓の塩》は作られています。