<4月24日>
次回出演作のお知らせ
劇団昴ザ・サードステージ第24回公演
小川未玲 書き下ろし
「ジュリエットたち」
〜たとえどんなに素晴らしい明日が待っていようとも
今は二人で逃げましょう〜
作=小川未玲 演出=松本永実子
7月31日(土)〜8月8日(日)
三百人劇場3階稽古場特設ステージ チケット前売り開始 6月9日(水)
チケットのお問い合わせ 03−3944−7071
キャスト
Aキャスト Bキャスト
落合るみ 大坂史子
岩田翼 中西陽介
林佳代子 要田禎子
山中誠也 鳥畑洋人
市川奈央子 田村真紀
高山佳音里 湯屋敦子
米倉紀之子 矢島祐果
望木祐子 藤生聖子
遠藤英恵 寺内よりえ
池谷香 新野美知
竹村叔子 江川泰子
(順不同・・・しかもダブルキャスト)
2年越しで企画を進めてきた今回の作品ですが、昴では珍しい現代物、しかもコメディです。
しかも正真正銘の書き下ろし!
作家の小川さんは、テアトル・エコーに書下ろしをされている方で、岸田戯曲賞ノミネート有りの私と同世代の女性です。
サード公演は、「マクベス」の時も紹介したように、役者達が企画制作からスタッフ活動まで自分達で運営していく公演形態で、今回も小川さんと何度も話し合いを重ね、作品傾向を練ってきました。
最近色々な賞を受賞して、波に乗っている昴ですが、女優陣の出る芝居が少ない気がする・・・ということで、今回は「女優だらけ」の作品です。キャストはいつものようにオーディションで決定されました。
これからさらに台本を練っていくのですが、実は現段階ではまだ執筆中なので読んでないのです・・・。でも、あらすじは最高に面白く、これからどうなっていくか楽しみです。タイトルからも分るとおり、「ロミオとジュリエット」がベースになっていて、シェイクスピアの台詞が意外なところで登場する予定です。(もちろん福田恒存訳です。)
今回は稽古場に特設ステージを組んで、より近い距離での上演になります。そして怒涛の完全ダブルキャストです。同じ本がチームによって違う味付けになっている、一粒で二度美味しい(?)公演です。
偶然ですが、岩田翼君と同じグループになったので、またまた共同企画を考えています。
いつもと違うテイストの「ジュリエットたち」お楽しみに!
<演出・松本さんより>
勝ち組・負け組み」だの、「結婚しない女たち」だの、少子化のおかげで、三十代の女性達はここ数年、世間の目に晒されることが多いですね。彼女達だって、好きで、あるいは主義主張でそうなっているとも思えませんが・・・。
今回は、昴では初の作者小川作品を拝見すると、パンチの聞いた抱腹絶倒の台詞の応酬ですが、小川さんご本人は物静かな大和撫子そのもの。その辺のミスマッチが、作品に厚みに繋がっているのだと推察いたします。
劇団では珍しい現代物です。どうぞお楽しみに!
<お知らせ>
小川未玲さんのテアトル・エコーの新作「もやしの唄」が5月17日から恵比寿・エコースタジオで上演されます。こちらもチェックです。