檜と天然の青石が対照的な、たいへん美しい浴室。
またきれいに清掃されています。
壁に並んだ脱衣カゴに衣類を放り込むと、身体を清めていよいよ至福の入浴。
画像では屈折率で浅く見えますが、実際の浴槽は深い。
左の暗い浴槽は熱めで44度くらい?窓際の大きいほうが42度くらい?
石臼からちょろちょろと温泉が注がれています。
泉質は、カルシウム・ナトリウム・硫酸塩・塩化物泉。
かけ流しではなく一部循環のようですが、お湯は新鮮です。
肌あたりはきしきし感があります。
色は無色透明で、よぉく眼を凝らすと糸くずのような湯ノ花が泳いでいます。
湯屋は風通しがいいのではじめは気づきませんが、お湯に入ると甘い香りが立ちのぼって心地よい。
首まで浸かってしばし瞑想のひととき。
しいんとして静か。
時おり郵便配達でしょうか、バイクの音がして、そよ風が窓を抜けてゆきます。
じっとしていると身体の疲れがほどけてゆく快感がたまらない。
さすがに上州とっておきの秘湯。
僕には珍しく長湯をしました。
「まるほん旅館」 入浴料¥700- 0279-66-2011
群馬県吾妻郡中之条町大字上沢渡甲2301