春に逢いたいお爺さん
2019年4月5日(金)
晴れ 現地気温22度
旅のタイトル“お爺さん”は、桜の老木のこと。
底が割れているのであるが、相手は樹齢600年だから、僕の10倍はお爺さんには違いない。
7:40に横浜を出発。
東名は寒いし、混んでいますね。
おまけに御殿場Jctで新東名に分岐する橋の上は、ぬるぬる滑って怖い!
凍結防止剤を撒いているそうだが、単車のことも考えて欲しいものである。
新東名を新清水ICでおりて、国道52号線を走る頃には気温も上がってくる。
道の駅とみざわで、ひと休み(右)。
タケノコのモニュメントが可愛い。
久しぶりにお土産でも買っていくかな。
朝掘りタケノコを売るテントが準備をしていたので、中を覗いてみる。
タケノコは、麦酒のロング缶くらいの大きさのが、3本カゴに入って\2,000-。
どれにするかなと迷っていると、テントの農家のお爺さんが「みな同じ値段だからさ、なるたけ重いヤツを選んだらいいよ(笑)」と、奥から計量器を出してきてくれました。
ご厚意に甘えて重さを比べて、ひとカゴ購入。
あく抜きのためのぬかも付けてくれました。
このあと道の駅に来る人来る人、みんなタケノコを買ってゆくのには驚きます。
愛機に戻る時にテントを覗いたら、あと2カゴしか残っていませんでした。
富沢のタケノコ恐るべし。
再び国道52号線を走ります。
国道52号線は、静岡県の清水から、山梨県の甲斐までをつなぐ古い道。
富士川街道とも言い、街道の面影が残る、桜の多い道です。
このあたりは中部横断自動車道(双葉Jct〜新清水Jct)が全面開通すればぐっと便利にはなりますが、のどかなこの里山は本来の姿を失わないでほしいものです。
国道から曲がると、本郷という小さな集落に入ります。
逢いに行く“お爺さん”、つまり本郷の千年桜は、あの竹やぶの後ろ、山の中腹になります。
満開だといいな。