泣かされた思い出を引きずったままでは終われないぜ…
 そこで、続きの道を走って、楽しい思い出に変えるのが、今回の目的。
 無駄な努力?
 してみなきゃわからない。
 うんしょと愛機を押してUターン、R501の進入路に向ける。 
 「これから悪あがきを始める!」と宣言する。
 そして気合いを入れると、走り出す。
 R501は、別荘地の中を走る爽やかな道。
 ところが、だんだんと険しくなる。
 そして路肩に立つ電柱の姿もいつしか消えて、あたりは原生林へ。
 しかし、路面が荒れているな。
 補修が必要だよ…とヘルメットの中で毒づく。
 また路肩を見ると、ガードレールはあるものの、ご覧のとおり(左)
 錆びついて黄土色だし、高さが足首の高さしかない。
 なぜだろう?
 路肩が崩れてガードレールが埋もれたのか、あるいは舗装を塗り重ねたために道路が上がってしまったのか。
 どちらも正解かも、しれない。
 野生のタヌキと出合ったりする。
 少し並走して、タヌキはジャンプして森の中へ。
 尻尾がころころと太っていたから、野生化したアライグマかもしれない。
 自然の豊かな道だ。
 時たま電光掲示板が現れて、気温は25度。
 うっそうとした三和峠(1,200m)を通過する。
 そして道は峰伝いに走るスカイラインになるが、眺望が開ける箇所はない。
 このあたりがアップダウンもいちばん激しかった。(右)
 対向車両にも1台しか出合わない。
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