ざっと美術鑑賞を終えて従業員の男性に伺うと、離れにある露天風呂は、いま入浴客がいないとのこと。
サンダルを拝借して、露天風呂に。
岩を配した露天風呂が、鬱蒼とした原生林のきわにあります。
頭上を覆うモミジの枝ぶりが見事。
泉質はアルカリ性単純温泉で、透明なお湯は匂いなし。
入った当初は熱さを感じるものの、肌あたりが柔らかいので、少し経つと、むしろぬるく感じてきます。
肌あたりはキシキシ感がある。
モミジの下で、お殿様気分でお湯を愉しむ。
インターネットでは「お湯が一部循環式なのに落胆」という声もありましたが、特にマイナスなものは感じません。
何より肌あたりが柔らかで、熱さを感じないことに感心しました。
離れから本館に戻ると、今度は内風呂に行ってみました。
内風呂は、窓ガラスに囲まれた大浴場と、庇の下に設けられた檜風呂の二つ(左)。
檜風呂はヒノキの香りがして、一番寛ぐことができました。
風呂あがりは肌がさらさらになって、快感快感。
と、いうわけで浅間温泉、まず文化財のような由緒ある建物が、素晴らしい。
また館内もきれいに維持管理されていて、気持ちが良かった。
温泉マニアにはお湯自体が物足りないかもしれませんが、僕にとっては、お湯と設備とがちょうどバランスがとれていて快適でした。
次は、お昼休みだった「仙気の湯」にも行ってみたいものです。
今日はこのまま帰路につくことにしました。
帰りの中央高速も快適そのもの。
26度と、気温もちょうどいい感じに落ち着きました。
でも高速走行で快適なのは、先月に交換したばかりのタイア(メッツラーRoadtech 01)の性能によるところも大きいでしょう。
メッツラーはタイアの剛性が高くて、高速域が気持ちいい。
以前のミシュランのほうが直進性では勝っていますが、直進性ばかりが高速安定性のポイントでないのが理解できます。
順調に、諏訪湖SA(右)まで戻ってきます。
でもこの先、八王子で事故渋滞に遭遇。
そこで圏央道に迂回して、相模原から一般道へおりました。
帰宅は18:55、高速道路の往復だけで445kmになりました。
「湯々庵・枇杷の湯」
入浴料¥800-
長野県松本市浅間温泉3-26-1