「木曽路御膳・椿(¥1,650)」
 黒毛和牛のしぐれ煮ごはんに、豚汁がつく。
 木の匙で生卵を崩すと、しぐれ煮をひと口… 美味い。
 山椒味のオリーブオイルをたらすと、また別の味覚が楽しめて楽しい。
 豚汁は出汁もほど良くて、あっさり味の中に野菜の甘みが引き立って、絶品です。
 いつも男くさい昼飯ばかりなので、たまにはこういうオトナっぽいランチもいいもんだ。
 手軽に料亭仕立ての和食が楽しめるお店です。
 
お店を出ると、入浴セットのポーチを片手に歩き始める。
話しは前後しますが、下諏訪は湯の町で、町内に共同湯が9か所もある。
2007年にその一つ「菅野温泉」を訪れてますが、こうしてやっと2軒めに挑戦であります。
まずは秋宮からすぐの「綿の湯(閉鎖中)」を見学。
この綿の湯は源泉地でもあり、汚れた心の者が入浴すると、たちまち湯が濁るという伝説があるそうです。
閉鎖中と知って、なんとなく安堵する。(笑)
 お湯は無色透明で、微かに燻したような匂いがあります。
 肌あたりは柔らかくさらさらしていて、また、評判どおりよく暖まる。
 泉質はナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉で、先ほどの「綿の湯」源泉を使っているそうだ。
 湯が濁らなくて良かった(笑)
 たいして長湯もしていないのに、風呂あがりは身体がまっ赤になりました。
 それなのに温浴感は優しく、ぐったりする感じがしません。
 風呂あがりのほうが、特徴的な温泉ですね。
 期待以上だから、この近所にあるという「旦過(たんが)の湯」も外せなくなったなぁ…。
次に現れたのが「遊泉ハウス児湯(こゆ)」で、下諏訪を代表する共同湯。
その名のとおり、子宝の湯です。
こちらは盛況で、お客さんがどんどん入ってゆくかと思うと、湯上がり客もどんどん出てくる。
入館したものの急ぐわけでもないので、受付のおかあさん(おばあちゃん)と話し込む。
僕「久しぶりに菅野温泉の前を通過したけれど、あのあたりもずいぶんきれいになったね」
おかあさん「あら?そう?私ら地元はそんなの気づかないけどねぇ。ほほ」
さて、浴槽は大きいタイル張りの内湯と、隣家との隙間で空が見えない露天風呂の二つ。
お湯は、露天が適温で40度くらい?内湯が熱めで42度くらい?源泉かけ流しで(たぶん)冷ましている。
⇒2007年に訪れた下諏訪・菅野温泉はコチラ
「遊泉ハウス児湯」 0266-28-0823
諏訪郡下諏訪町3477 ¥240-
⇒児湯はコチラ
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