2020年5月29日(金) 晴れ 気温23度

 よんどころない事情で、久しぶりの旅。
 山に行くか、海に行くか…  
 万人を納得させうる二者択一は、海だ。
 08:30に自宅を出て、東名、小田原厚木道路と、ひた走る。
 出発したときは26度でむし暑かったものの、海に近づくにつれて爽やかになる。
 国道135号線の根府川のあたり。(右)
 今日は渋滞もなく、スムースだな。
 風薫る5月も、もう終わりだな。
 朝食が少量だったから、腹が減ったな。
 10:30には真鶴漁港に到着。
 風もなく、気温も23度と、革ジャン革パンにはちょうどいい。
 正面の魚市場ビルの1階が魚市場で、2階がお食事処の「魚座(さかなざ)」。
 市場は今朝の水揚げをさばいて、薄暗くなっていた。
 2階に上がると、「魚座」のおねえさんが玄関で一服していたので、話してみる。
 おねえさんは男勝りで朗らかで、いかにも漁港らしい女性。
 会話が弾む。 
La Manazuru!
barracuda-second017001.gif
「真鶴・魚座」 0465-68-6511
足柄下郡真鶴町真鶴1947-2
 「小さい頃から、私らは、ここから見える範囲から出ていないもん」 「真鶴は少しきれいになった?そうかなぁ、私らには変わんないけどね」 「潰れたお店もあるわね。金川水産さんも潰れちゃった」 「原忠さん?原忠さんはまだありますよ。えっ?2003年にアジまご茶漬け食べに来てらっしゃる?その時、私、原忠さんで働いているから、お会いしてるかも(笑)」
 僕を思い出されても困るので、そそくさと店内に移る。
 店内は、大窓が明るい室内席と、きれいな板張りのテラス席。
 たまたま空にカラスの群れが舞っていたので、大事をとって室内に陣取る。
 おねえさんとは、「かまぼこ」の話しになる。
 小田原でかまぼこといえば、やっぱり鈴廣のかまぼこ? と思いきや、おねえさんにとって、かまぼこは籠清なんだそうだ。
 「好みもあるんでしょうけど、私にはあの籠清さんのぷりぷり感がたまらない〜」
 何だか食べたくなってきたぞ、籠清のかまぼこ…