「箱根湯本」駅
←これがループの突き当り→
 行き止まりで道が円くなっているだけで、期待したほど面白い風景ではなく、ちょっと落胆。
 ループの向こうは崖になっていて、深い谷をへだてた向こうに国道1号線が走る。
 ここが塔ノ沢、国道の喧噪も耳に届かず、とても静かな高台です。
「一の湯・新館」 0460-86-4000
神奈川県足柄郡箱根町
塔ノ沢54-1  入浴料 ¥900-
 画像左手には、「箱根湯寮」という巨大な温泉施設が広がっている。
 そして右手の緑に囲まれた山荘が、塔ノ沢温泉「一の湯・新館」。
 こっちが僕の目的地。
 箱根でも有名な大型旅館「一の湯」グループのひとつで、閑静なコテージのような位置づけか。
 館内の家具は立派で、観光ポスターの類もなく落ち着いている。
 浴室は小ぶりな石張りの内湯と、屋根のある半露天風呂。
 お湯は薄いささにごり色で、無臭。
 クセがなく新鮮な感じ。
 泉質はアルカリ性単純温泉である。
 まずは内湯に浸かると、けっこう熱く、43度くらい?
 肌あたりはわずかにキシキシ感がある。
 内湯は照明が明るすぎて落ち着かなかったので、露天風呂に移動。
 露天風呂は高い塀に囲まれて眺望は臨めないが、屋根と塀の隙間からわずかに外が見える。
 薄暗い和風建築の、中庭のような雰囲気で、悪くない。
 露天風呂は内湯よりもさらに熱い。
 アブラゼミの鳴く声を聞きながら、「もう真夏なんだよなぁ」と思いつつ、じっと瞑想にふける。
 風呂あがりは発汗がすごい。
 玄関ロビーわきの応接椅子で、ぐったりとして、扇風機をびゅんびゅん回す。
 ふぅ…
 やっぱり箱根の温泉だな、と、妙に納得する。
 というわけで、塔ノ沢温泉は温浴感が強い温泉でした。
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