間口も狭いなぁ、と思ったが、玄関は横に設けてあり(左)奥に長い。
だが裏の駐車場だって、こうして民家に囲まれている。
この施設はオープンして15年近く経っているはずだが、実に綺麗に維持されていた。
館内は小ぶりの浴槽が4つに、寝湯、壺湯、サウナもある。
小さいながらもバリエーション豊か。
温泉はぜんぶかけ流し。
源泉は47度で、ぬるい浴槽は加水してぬるくしてあるとのことだったので、迷わず熱い浴槽で源泉を愉しむことにする。
いろいろ浸かってみると、いちばん熱いのが壺湯(44度)だったので、そこに陣取った。
信楽焼の大壺に、じょろじょろと源泉がかけ流されている。
泉質は弱アルカリ性単純温泉。
甲府でよく見る黄色味をおびた温泉だが、今までの甲府温泉よりは端麗な色合い。
肌あたりはさらっとしていて、匂いはなし。
でも成分にはナトリウムと重曹を多く含んでいるそうで、意外に身体をおしてくる感じで、パンチのあるお湯だ。
ぬるい浴槽も寝湯も座湯も試したが、どれも身体がシャキッとする。
たいへん良かった。
お薦めする。
しかし甲府は街中で高温の温泉がこんこんと湧き出るという、へんな(笑)、いや素晴らしいところだ。
石和温泉に到着。
ここでは、源泉かけ流しのスーパー銭湯に向かう。
えっ?スーパー銭湯で源泉かけ流しなの? …って、そうなんです。
甲府にはそういうゼイタクなスーパー銭湯がある。
場所は、街なかも街なか。
国道20号線をちょっと入ったところだ。
住宅に囲まれた平屋建てで、右も左も民家が迫っている。
撮影するのに、隣家の洗濯物が写らないようにするのが困るくらい。
一宮御坂ICから中央高速にのって、帰路に。
途中で工事渋滞にも遭ったが、ほどなくして流れてくれた。
帰宅は17:00、総走行は246kmと短め。
快走路、ご飯、温泉と、ちょっとしたごちそうの旅であった。
「源泉湯・燈屋」
入浴料 \990-
山梨県甲府市上阿原町590-3
055-236-3515