ワカサギのフライは、ポン酢ダレでいただきますが、これが美味しいこと!
サクサク衣と、ポン酢と、滋味豊かなおさかなの味と、ワカサギのほろ苦さが口の中に広がります。
天ぷらのほうは、お店がお薦めする抹茶塩でいただきましたが、こちらも良い。
始めは甘い端麗なおさかなの味で、あとからわずかにワカサギのほろ苦さが余韻を残します。
フライと天ぷら交互に食べるから飽きないし、もちろん魚臭さや小骨なんかありません。
またワカサギは、キスとはまた違ったほろ苦さがあるのが素敵ですね。
これほど満足するとは思わなかったというのが正直なところで、お薦めします。
「湯ノ花沢と蛸川ではインチキ臭かったけれど勘弁してね」と、桟橋でおわび。
芦ノ湖を発つと、次は十七湯のひとつ、姥子(うばこ)温泉に向かいます。
水面を覗き込んでも、ワカサギの姿はありません。
ボート管理のおにいさんに聞くと、「ワカサギはこういう浅瀬にはおりません」とのことでした。