さて大浴場からロビーに戻ると、まだ修理中でした。
作業を見ていると、おじいちゃんの手のドライバーが、レンチに変わり、さらにもっと大きいレンチに変わる。
また、使った工具を、いちいち工具箱に収めている。
あっ、直るな!と直感が告げる。
「直りました。楽しんで行ってらっしゃい」とフロントの声。
良かった〜!
まぁ旅に出て、こういう出来事を経験することがなければ、旅しても意味がない。
人生と同じ、というところ、ですか。
ケーブルカーは自動運転で、発車ボタンを押すだけ。
意外にスムースに、そして力強く登ってゆく。
進行方向の窓から、急勾配を見上げる。(↓)
そして後尾にまわって、すれ違ったゴンドラが下りてゆくのを見下ろす。(↑)
楽しくて、風呂あがりで汗ばんでいたことを忘れる。
山上駅に到着。
湯屋は、避暑地のログハウスを思わせるしゃれた意匠。
もちろん先客はおらず、貸し切り状態です。
革ジャン革パンを、また脱いで…
内湯はあとにして、まずはバルコニーに出てみよう…
「菱野温泉・常盤館」
入浴料¥1,500-
0267-22-0516
長野県小諸市
菱平762-2