古生物ファンなら一度は訪れたい場所です。しかし、なかなか簡単にいくことができないようです。私たちはグループを組み、旅行会社に交渉し、実現しました。私たちの体験がお役に立てばと思い、QAコーナーを作ってみました。どうぞ参考になさってください。
(1)予約はどうすればよいのですか。
大手旅行会社に問い合わせてもあまりよい反応がありませんでした。大手は企画商品を売るのが仕事ですので、マニアックなこのツアーは儲けにならないのでしょう。それで、中小ながらも(失礼)、非常に細かな希望まで受け付け、
手作りの旅行に応じてくれるアルク留学センター(旧アルク旅行事業部)との出会いがありました。ここを通して行った結果、非常にスムーズに手配が進みました。個人で直接現地に予約を入れるには、バージェスの公式ウエブサイト(英語版)がありますから、そちらを参考にされるとよいでしょう。
(2)いつごろ予約すればよいのですか。
半年前予約でした。意外と人気で、しかも夏しかツアーがないようなので、8月出発なのに、2月15日に予約を入れました。
(3)装備はどれぐらい必要でしょうか。
日帰り登山を想定してください。標高差760mで、10時間を見てください。
足場はだいたいよいですが、スニーカーでは少々きついかもしれません。トレッキングシューズが必須と考えるべきでしょう。
(4)トイレはありますか?
出発の集合場所に1カ所、トレイル起点に1カ所、トレイル内に1カ所あります。バージェス頁岩に近づくにつれてありません。(女性も今回4名参加しましたが、これでどうにかなっていたようです。男子は適宜すませていました)
(5)昼食はどうしますか?
お弁当を持っていくことになります。しかし、日本のようなおにぎりを売っているコンビにもありませので、ここが問題です。私たちはコンドミニアムにとまり自炊生活をしていましたので、その残りの食材を持っていき、ハイキングの途中でサンドイッチをつくりました。できれば、おにぎりをもっていけばよかったと思います。バンフやジャスパーのスーパーで仕入れて持っていくことになります。
(6)飲み物は買えますか?
バージェスにアタックする起点となる駐車場に売店があります。ここで買えます。ここが最終です。そこはミニ博物館にもなっていて、バージェス頁岩に関する展示もあります。
(7)行程はきついですか?
日頃歩いていない人は、多少厳しいかもしれませんね。でも自分のペースであれば大丈夫でしょう。はっきりとした目的と夢があるのですから。決して楽とは言い切れませんが、そんなに大変でもありませんでしたと言っておきましょう。ハイキングと登山の中間ぐらいのイメージです。
(8)気候はどうでしょうか。
天候は変わりやすいですね。汗を拭きながら歩いていた時と、上着が欲しかった時、レインウエアを使ったときとありました。
(9)日本人ガイドはつきますか。
私たちの場合、日本人向けカナダの現地ツアー旅行会社のガイド氏ものぼってくれました。私たちだけのグループで登頂しましたので、ついてきてくれたのだと思います。日本人ガイド氏は、「日本人が11名もバージェスに一度に登るのもはじめてだ」と言っていました。たいていは、外国人?の中に日本人が入る形らしいです。
そうなるとレンジャー氏だけがガイドとなると思います。しかし、英語がわからなくても、登山そのものは特に不自由はありません。でも多少でもわかると、説明が理解できてより楽しいこと間違いなしです。